「5Gっていつから始まるの?」
「5Gになると世の中はどうなるの?」
みなさん、5G(ファイブジー)ってご存知ですか?
ここ最近、5Gという言葉をよく耳にするようになりました。
- 5Gはいつから始まるの?
- 5Gになるとどれくらい速くなるの?
- 5G対応スマホはどんなの?
- 5Gはどんな技術が使われているの?
- 5Gになると世の中はどんな風に変わるの?
2020年3月25日にNTTドコモ、26日にKDDI、27日にソフトバンクが5Gサービスを開始します。
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今回は、そんな5G(ファイブジー)の疑問にお答えします。
5Gってなに?
5Gは『第5世代移動通信システム』が正式名称です。
第5世代移動通信システム(だい5せだいいどうつうしんシステム)。英語: 5th Generation, 「5G」(ゴジー、もしくはファイブジー)と略記される。1G、2G、3G、4Gに続く無線通信システムである。第5世代移動通信システム-Wikipediaより引用
5Gとは、第5『世代』。Generationの『G』です。
移動通信システムはざっくり言うと、『モバイル』通信システム。
みなさんが持っているケータイも『モバイル』の1つです。
現在は4Gが主流ですが、これが5Gになると様々な業界に変化がもたされると言われています。
4Gまではどちらかというとケータイ端末が進化してきました。
- 1G:ケータイで音声のみ
- 2G:メールやケータイ向けのWeb閲覧
- 3G:ケータイ向けのコンテンツサービス
- 4G:スマートフォンが爆発的に普及
画像出典:総務省:第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望
5G(ファイブジー)になると通信速度が高速化し、あらゆるものがインターネットに繋がって、大容量のデータが流れるようになります。
5Gはいつから始まるの?
2020年から「商用サービス」がスタートします。
ちょうど東京オリンピックがあるタイミングですね。
2010年以降、スマートフォンの普及やIoTへの期待の高まりから、移動(モバイル)通信のさらなる大容量化、高機能化の要求が高まっています。
IoTとは、『Internet of Things』の略で、モノのインターネットと呼ばれるように、これまではインターネットに接続されていなかったモノが接続されることを意味します。
ターゲットは東京オリンピック。
2020年をターゲットに5Gの早期実用化に向けてドコモ、au、ソフトバンク等、各社が動いています。
【2019.9.29追記】
2019年9月20日からNTTドコモが5Gプレサービスを開始しましたね。
まだ一般のユーザーが契約できるわけではありませんが、周波数や基地局などの設備は2020年春に予定される本サービスと同一の環境です。
ドコモでおしゃれな5GのCMがあります。
【2020.3.15追記】
ソフトバンクが2020年3月27日に「SoftBank 5G」をスタート!
3月27日以降に順次発売となる、5G対応スマホも発表されましたね。
ラインアップは「LG V60 ThinQ 5G」「AQUOS R5G」「ZTE Axon 10 Pro 5G」「OPPO Reno3 5G」の4機種。
ドコモは2020年3月25日に開始します。
5G・新サービス・新商品発表会を3月18日(水曜)11時から開催します。
発表会の模様をドコモ公式Twitterアカウントで生中継します。
詳しくはこちら⇒https://t.co/kKVV19LLv9#ドコモ5G pic.twitter.com/PSEr6ujFQB— NTTドコモ (@docomo) March 13, 2020
NTTドコモ 5Gより引用
ファイブジーの値段も、条件がマッチすれば安くなるようです。
ファイブジーギガホだと7,650円。
これに「かけ放題オプション」をつけると+1,700円。
100Gの容量は魅力的ですが、まだまだ割高感がありますね。
5Gの速度はどれくらい?
画像出典:第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望 – 総務省
5Gの特徴は主に3つあります。
- 超高速大容量化
- 超多数端末接続
- 超高信頼・低遅延通信
超・超・超すごいんです。
スマートフォン、タブレットなどの動画視聴の普及、ARやVR、4K/8K映像の普及に伴う通信トラフィックの増加に対応するため、10Gbit/s以上の高速伝送を実現しようとしています。
10Gbit/sって凄い速度なんですよ。
いまの通信速度をスピードテストしてみたら、30Mbit/sくらいでした。
ざっくり今の300倍以上の速度になります。
なに!?赤いヤツ(3倍)の100倍以上も速い・・・だと?!
無線で、あっという間に高精細画像(4K/8K)が見れるようになるんです。
4K8Kに興味のある方はこちらもどうぞ♪
5G対応スマホはどんなの?
海外ではもうすでに5Gサービスを開始している国もあります。
具体的にはアメリカ、韓国、スイス、イギリス、などなど。
例えば、5G対応スマホとして、折り畳みスマホが、韓国のサムスン電子から出ていたりします。
その名も、Samsung Galaxy Fold 5G。
この折り畳みスマホは、広げると7.3インチの端末になり、大画面での動画鑑賞やネットをしながらの文書作成など、これまでにない多彩な使い方ができる新ジャンルとして、5Gの多様なニーズに応えるべく期待されています。
そして、もう1つ気になる端末が!
毎年ラスベガスで行われているCES2020(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で2020年1月にSHARPが8Kカメラ搭載の5Gスマートフォンを開発中であると発表しました。
ついにスマホのカメラも8Kに対応?!
テレビでは新4K8K衛星放送が始まっていますが、いよいよ5Gの時代になると8K映像のやり取りが実現可能になりそうです。
4K映像だと40Mbps程度、8K映像は100Mbps程度の回線速度が必要になります。
5G対応スマホはなかなか夢が拡がりますね!
5Gの重要な技術ってなに?
画像出典:5G実現に向けたネットワークサービス
これを可能にするのが、空間多重によって周波数利用効率を向上可能なMassive MIMO(マッシブマイモ)送受信技術。
Massiveとは、『大規模』という意味です。
このMassive MIMO送受信技術では、多数のアンテナ素子によるビームサーチ、ビーム追従および空間多重・ダイバーシティといった制御が行われます。
これらを実現するために、ビームフォーミング制御法などが検討されています。
ビームをフォーミングする技術です。
物理で説明すると、位相を合わせることで波が強めあう。
いっぱいアンテナを集めて送ると大容量!そんなイメージです。
アンテナ技術ってすごい!
少し話が逸れますが、地デジの4K化技術もこのMIMO技術の検討がされてます。
5Gになると世の中はどうなるの?
では、5G(ファイブジー)になるとどうなるのか?
3つの分野が注目されています。
- エンターテイメント分野
- スマートシティ分野
- 医療分野
まず、さきほどもご紹介しましたが無線で高精細画像(4K/8K)が送れるようになります。
そして、低遅延な通信が可能になります。
この『低遅延』が非常に重要です。
4K/8K映像をVR(ヴァーチャルリアリティ)で楽しんだり、遠隔監視がはかどったり、遠隔診療が可能になったりします。
車間通信(コネクテッドカー)も期待されてますね。
医療分野はかなり注目されていて、たとえば、お医者さんが少ない山間部での診療所でも街のお医者さんが遠隔で診療できるようになる、というのは画期的なこと。
4Kより更に高精細な8K映像で、普段目で見ることの出来なかったモノが見えるようになって、より正確な診察が可能になるそうです。
みなさんはどんな分野に注目しますか?
わたしはもちろんVR。仮想空間最高!
2019年のNHK技研公開でもARやVRに力を入れて展示してました。
5Gの世界で望まれるものは?
5Gでは車や家電などネットワークにつながる機器の数が飛躍的に増大します。
あらゆるモノがつながるんです。
そうすると何が起こるか?
サイバーセキュリティが重要になります。
ウィルスが入って、悪意ある人に乗っ取られたらさぁ大変!
安心・安全な通信を実現する、そんな健全な5Gの世界が望まれています。
まとめ
5G(ファイブジー)とは、次世代モバイル通信システムです。
特徴は3つ
- 超高速大容量化
- 超多数端末接続
- 超高信頼・低遅延通信
高精細映像(4K/8K)を遠隔から送ることができます。
しかも無線で。
5Gの実現により、新たな市場の創出が望まれています。
個人的にはVRがとっても楽しみです。
ただ、わが家では妻からの決裁が下りません;
これからどんな世界になるのか、ワクワクしますね♪
NHK技研公開で学んだARやVR技術についてもご紹介してます。ぜひ御覧ください♪
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