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仕事で生成AIを使う前の確認リスト|会社のルール・入力していい情報・成果物の確かめ方

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「仕事で生成AIを使う前の確認リスト」の記事のアイキャッチ

「仕事でもAIを使ったら早そう。でも、使っていいのかな」

ふだんAIを使い慣れてくると、仕事でも使いたくなります。そこで迷うのが、会社で使っていいのか、何を入れていいのか、です。

先に結論です。仕事でAIを使う前に、次の4つを確かめます。

  1. 会社のルール(使っていいか、どのAIならいいか)
  2. 入力していい情報(お客さんや社内の情報を入れないか)
  3. できたものの確認(事実・数字・言い回しを自分で見る)
  4. 使ったことの伝え方(必要な相手に伝えるか)

この記事を読むと、自分の職場でまず何を確かめ、ルールがないときは誰に何を聞けばいいかが分かります。2026年10月31日に、国の資料と各社の公式情報で確かめた内容です。

仕事でAIを使う前の4つの確認。1 会社のルール、2 入力していい情報、3 できたものの確認、4 使ったことの伝え方
目次

① 会社のルールを確かめる

最初に見るのは、会社のルールです。AIの使い方について、会社によって次のように決め方が違います。

会社のルールやること
使ってはいけない使わない。使いたいなら、理由を添えて相談する
会社が契約したAIだけ使ってよいそのAIだけを使う。個人のアカウントは使わない
条件つきで使ってよい条件(入れていい情報など)を守って使う
ルールが見つからない使う前に、上司や担当の窓口に聞く

AIのルールは、社内のお知らせや、情報の取り扱いのルールの中に書かれていることがあります。見つからなければ、聞くのがいちばん早くて確実です。

会社のルールの4つのパターンとやること。禁止なら使わない、会社のAIだけなら個人のAIは使わない、条件つきなら条件を守る、見つからないなら聞く

ルールがないときの聞き方

「AIを使ってもいいですか?」とだけ聞くと、相手も答えにくいものです。何に使いたいかを具体的に伝えると、判断してもらいやすくなります。

社外に出さないメールの下書きを、言い回しの確認のためにAIで整えたいと考えています。お客さまの名前や社内の数字は入れません。使ってもよいでしょうか。

会社でルールを作る側の人には、国の「AI事業者ガイドライン」(総務省・経済産業省、2026年3月に第1.2版)という指針があり、ルールづくりを提案するときの参考になります。

会社が契約したAIと、個人のAIの違い

同じChatGPTやCopilotでも、会社が契約したアカウントと、自分で作った個人のアカウントでは扱いが違います。

個人のアカウント会社が契約したアカウント
学習に使われるか設定による(ChatGPTは最初はオン)OpenAI・Anthropic・Microsoftは、既定で学習に使わないとしている
会話の管理自分だけ会社が管理できることがある
共有リンクリンクを知る人なら誰でも見られる会社の中の人だけ(ChatGPTの場合)

Googleも、職場や学校のアカウントは扱いが違い、保存の設定は管理者が決めるとしています。

会社が契約したAIがあるなら、仕事ではそちらを使うのが基本です。個人のアカウントで仕事の情報を扱うと、学習の設定や会話の管理が自分任せになります。個人のAIの設定については、生成AIの学習させない設定と確認する場所を見てください。

個人のアカウントと会社が契約したアカウントの違い。学習、会話の管理、共有リンクの範囲が違う。仕事では会社のAIを使うのが基本

② 入力していい情報を決める

仕事で特に気をつけたいのが、お客さんや同僚など、自分以外の人の情報です。

個人情報保護委員会は、事業者が個人情報を含む内容を生成AIに入力するときは、利用目的の範囲内かを十分に確かめるよう注意を呼びかけています。AIのサービス側でその情報が学習に使われないことの確認も求めています。これは会社として判断することなので、個人の判断で入れないのが安全です。

仕事の情報は、次の3つに分けて考えると迷いにくくなります。

仕事の情報の3段階。入れない: お客さんや社員の個人情報、公開前の数字、契約の内容、パスワード。置き換えれば入れてよい: 名前や会社名をAさん・A社に。そのまま入れてよい: 公開されている情報、一般的な文章
  • 入れない: お客さんや社員の個人情報、公開前の数字、契約の内容、パスワード
  • 置き換えれば入れてよい: 名前や会社名を「Aさん」「A社」にした文章
  • そのまま入れてよい: すでに公開されている情報、一般的な文章

会社のルールに入れていい情報の決まりがあれば、そちらが優先です。決まりがない部分は、この3段階を目安にしてください。置き換え方の例は、ChatGPTなど生成AIに入れてはいけない情報にまとめています。

③ できたものを自分で確かめる

AIが作った文章や表は、そのまま使わずに自分で見直します。仕事では、間違いがそのまま相手に届くからです。

  • 事実と数字(日付・金額・固有名詞を、元の資料と照らす)
  • 言い回し(相手との関係に合っているか、失礼な表現がないか)
  • 権利(他の人の文章や画像に似すぎていないか。考え方は生成AIの著作権は大丈夫?)

特に社外に出すものは、最後に必ず人が読んでから出します。確かめ方の手順は、生成AIの答えはどこまで信じていい?間違いの確かめ方で5つのステップにしています。

④ 使ったことを伝えるか決める

AIを使ったことを毎回言う必要があるかは、会社のルールと相手しだいです。ルールで決まっていれば、それに従います。

決まっていないときは、次のような場合は伝えておくと安心です。

  • 社外に出す資料や文章の大部分をAIで作った
  • 判断の材料(調べものの結果など)をAIでまとめた
  • チームで同じ資料を使う

「下書きはAIで作り、内容は自分で確認しました」と一言添えるだけで、受け取った人も確かめ方を判断できます。

最初は、こんな仕事から試す

ルールで使ってよいと分かったら、社外の人の情報を入れずに済む作業から始めると安心です。

試しやすい仕事頼み方の例
メールの言い回し「次のメールを、ていねいで短い文にしてください」(名前は伏せる)
長い公開資料の要約「この資料を3行で要約してください」
文章の構成を考える「〇〇の説明資料の見出し案を5つ出してください」
表計算の式「A列の日付から月だけを取り出す式を教えてください」

要約の頼み方は、ChatGPTなど生成AIで長い文章を要約する方法でくわしく紹介しています。

最初に試しやすい仕事。メールの言い回し、公開資料の要約、構成案、表計算の式。どれも社外の人の情報を入れずに済む

メールの下書きならChatGPTでメールを作る・返信するときの頼み方に、会議のメモのまとめならChatGPTで議事録を作る方法に、そのまま使える頼み方をまとめています。

よくある質問

Q. 無料版のAIを仕事で使ってもいいですか?

A. 会社のルールしだいです。ルールで認められていても、個人向けの無料版は学習の設定が最初はオンのことがあります(ChatGPTなど)。使う前に設定を確かめ、入れる情報を選んでください。

Q. 会社にルールがありません。使わないほうがいいですか?

A. 使う前に、上司や担当の窓口に聞いてください。返事を待つ間は、公開されている情報だけを使う作業にとどめるのが安全です。

Q. 副業や個人で仕事をしている場合は?

A. 自分がルールを決める立場です。お客さんの個人情報を扱うなら、個人情報保護委員会の注意のとおり、使うAIのサービスが入力を学習に使わないかなどを確かめてから使ってください。

Q. AIが作った文章が間違っていたら、誰の責任ですか?

A. 仕事で使った以上、使った人と会社の責任として扱われると考えておくのが安全です。だからこそ、③の確認を省かないでください。

次に読む記事

この記事でできるようになったこと会社のルール・入れる情報・できたものの確認を済ませ、リスクの低い仕事から使える

やってみる会社のAIのルールの場所を確かめ、リスクの低い用事を1つ選ぶ

次に「では、実際に何に使う? まずはメールから」と思ったら

メールの下書きと返信を作る言いにくいことも角を立てずに

ほかの疑問なら

いまは「STEP 6 仕事・暮らしで使う」です。難しかった・違う悩みだった人は、START HERE の「困ったときは」から選べます。


参考(2026年10月31日に確認)

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