「聞いたのは一言なのに、見出しつきの長い答えが返ってくる」
「最後に毎回『お気軽にどうぞ』と言われるのが気になる」
AIの答えには、それぞれくせがあります。この記事では、その場で直す1文と、毎回同じことを頼まなくて済む設定を紹介します。
先に結論です。
- その場で直すなら、「3行で、ふつうの言葉で」のように1文足すだけで十分です
- 毎回同じ直しを頼んでいるなら、設定に1回書いておくと、その手間を減らせます
- 4つのAIとも、答え方を指示する設定があります(ChatGPT「カスタム指示」、Claude「Claude への指示」、Gemini「Gemini へのカスタム指示」、Copilot「Copilot をカスタマイズする」)
- 答えが途中で止まったら、同じチャットで「続けて」と送ります。くり返されるときは、最後に表示された言葉を入れて頼みます
2026年10月31日に、4つのAIで同じ質問を試し、設定の場所も実際の画面で確かめました。

4つのAIの「くせ」を測ってみた
同じ質問「スマホの電池を長持ちさせるコツを教えてください。」を、4つのAIに送りました。
| AI | 最初の答えとくせ |
|---|---|
| ChatGPT | 約700字・約30行。2つに分けて整理し、最後にまとめ |
| Claude | 約900字・約30行。見出しつきで、ていねいに説明 |
| Gemini | 約1,180字。見出し5つ・箇条書き13個。最後に「お気軽にお申し付けくださいね」 |
| Copilot | 約700字。7項目すべてに絵文字。最後に質問の候補ボタン |
文字数は画面の文字を数えた目安です。プランやモデルがそろっていない条件で、1回ずつ試した結果です。同じ質問でも、日によって答えは変わります。
どれも内容は役に立つものでした。ただ、「ちょっと知りたい」だけのときには長すぎます。
その場で直す:1文足すだけ
同じチャットで、続けてこう送りました。
3行で、ふつうの言葉で答え直してください。
4つとも、3行前後(70〜125字ほど)の答えに変わりました。長さと言葉づかいを1文で伝えるだけで、十分でした。

くせごとの直し方は、次の表のとおりです。
| 気になること | 足す1文の例 |
|---|---|
| 長すぎる | 「3行で」「結論だけ」 |
| 言葉が堅い | 「ふつうの言葉で」「中学生にも分かるように」 |
| 見出しや箇条書きが多い | 「見出しは使わず、文章で」 |
| 絵文字が多い | 「絵文字は使わないで」 |
| 最後の質問や提案がいらない | 「最後の提案は要りません」 |
答えの中身がずれているときは、長さよりも「目的」や「自分の状況」を足すほうが効きます。症状ごとの足し方は、ChatGPTなど生成AIへの質問の仕方にまとめています。
毎回なら、設定で固定する
「短く」「絵文字なしで」を毎回打っているなら、設定に1回書いておくと楽になります。4つのAIとも、答え方を指示できる場所があります。
| AI | 開く場所と書く欄 |
|---|---|
| ChatGPT | 設定 → パーソナライズ →「カスタム指示」(「基本の文体とトーン」でも調整できる) |
| Claude | 設定 → アカウント → プロフィール →「Claude への指示」 |
| Gemini | 設定 → パーソナル インテリジェンス →「Gemini へのカスタム指示」 |
| Copilot | 設定など → チャット設定 → 個人用設定 →「Copilot をカスタマイズする」 |
2026年10月31日、パソコンのWeb版で確かめた場所です。画面の名前は変わることがあります。
ChatGPTの「基本の文体とトーン」には、温かさ・熱意・絵文字・見出しとリストなどの項目があり、書かなくても選ぶだけで調整できます。
何を書けばいい?
最初は1〜2行で十分です。たとえば、こう書きます。
答えは短めに、結論から書いてください。絵文字と見出しは使わず、ふつうの言葉でお願いします。
書いたら、いつもの質問を1つしてみて、答えが変わったかを確かめます。長くなりすぎたら、1行ずつ足したり消したりして調整します。

設定は、ふだんの会話全体に向けた指示です。くわしい説明がほしいときは、その会話で「今回はくわしく」と頼んでください。
AIの返事ではなく、自分で書いた文章を直してもらいたいときは、ChatGPTなど生成AIで文章を添削する方法を見てください。直しすぎを防ぐ頼み方を、4つのAIで試しています。
答えが途中で止まったときは
答えを長く頼むと、途中で止まることがあります。止まり方によって、することが変わります。
| 止まり方 | すること |
|---|---|
| 文の途中で切れた | 同じチャットで「続けて」と送る |
| 「考え中」のまま進まない | 30〜60秒待つ。進まなければ止めて、もう一度送る |
| エラーが出た | 「再生成」や「もう一度試す」を押す。だめなら新しいチャットで送る |
待つ時間と送り直しは、ChatGPTのヘルプの案内です。Geminiのヘルプも、もう一度送る、混雑しているときは5分待つ、新しいチャットで始める、を挙げています。
2026年11月2日に、ChatGPTとClaudeで試しました。電池を長持ちさせるコツを10〜15個のように長い答えを頼み、途中で止めるボタンを押してから続きを頼んでいます(GeminiとCopilotでは試せていません)。
- ChatGPTは「続けて」だけで、止まった項目を見出しから書き直し、最後まで答えました。止まる直前の2行は、少し言い換えて重なっていました
- Claudeには下の頼み方を送りました。止まった文の続き(「…ときだけ使う」)からそのまま書き、前の部分はくり返しませんでした
重なりが気になるときや、「続けて」で最初から書き直されたときは、最後に表示された言葉を入れて頼みます。
途中で止まったので、「【最後に表示された言葉】」の続きから書いてください。前に書いた部分はくり返さないでください。
Claudeのヘルプでも、続きを書かせたいときは前の質問と答えを渡すように案内しています。
止めたあと、ChatGPTの画面に「続きを生成」のようなボタンは出ませんでした。続きがほしいときは、文字で頼みます。
ChatGPTが考えている途中で止めたときは、答えが何も表示されないまま終わりました。この場合は、同じ質問をもう一度送ってください。
よくある質問
Q. 設定に書いても、長い答えが返ってきます。
A. 設定に書いても、質問によっては長くなることがあります。そのときは、その会話で「3行で」と足してください。設定の文が短く具体的になっているかも見直してみてください。
Q. 設定に個人的なことを書いても大丈夫ですか?
A. 答え方の好みだけにしておくのが安心です。名前や勤め先などは書かなくても困りません。
Q. 敬語をやめて、もっとくだけた話し方にできますか?
A. 設定やその会話で「友だちに話すような口調で」と頼んでみてください。仕事の文章を作るときは、その会話で「ていねいな文で」と頼み直します。
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答えは短めに、結論から書いてください。絵文字と見出しは使わず、ふつうの言葉でお願いします。
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