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ChatGPTなど生成AIへの質問の仕方|答えがいまいちなときに足す5つ(例つき)

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「ChatGPTなど生成AIへの質問の仕方」の記事のアイキャッチ

「AIに聞いてみたけど、答えが長いだけで使えなかった」

生成AIを使い始めると、だれでも一度はここで止まります。答えがいまいちなとき、AIの性能ではなく、頼み方に情報が足りていないことがよくあります。

この記事を読むと、答えがいまいちなときに何を書き足せばいいかが分かり、1回で頼み直せるようになります。ChatGPT・Claude・Gemini・Copilotのどれでも同じやり方で使えます。

先に結論です。頼むときに足すのは、次の5つです。

  • 目的 … 何のために聞くのか
  • 自分の状況 … だれ向けか、自分は何を知っていて何ができるか
  • 形式 … 表、箇条書き、手順など、答えの形
  • 長さ … 何字くらい、何行くらい
  • 条件 … 入れてほしくないこと、守ってほしいこと

全部書く必要はありません。迷ったら「目的」と「形式」の2つだけ足してください。AIに出す頼みの文は「プロンプト」と呼ばれますが、特別な書き方はいりません。ふつうの文で大丈夫です。

頼むときに足す5つ。目的、自分の状況、形式、長さ、条件。全部はいらない。迷ったら目的と形式の2つ
目次

同じ相談を「ざっくり」と「5つを足す」で比べた

2026年10月31日に、加湿器選びの相談を4つのAIに2通りで送りました。

  • ざっくり: 「加湿器のおすすめを教えて」
  • 5つを足す: 「6畳の寝室で冬に使う加湿器を選びたいです(目的)。加湿器を買うのは初めてで、お手入れは週1回くらいしかできません(自分の状況)。方式ごとの違いを表にして、最後に私に向く方式を1つ選んでください(形式)。全体で300字くらいにしてください(長さ)。商品名は出さず、方式の話だけにしてください(条件)。」

結果はこうなりました。

ざっくり5つを足す
ChatGPT約920字。商品3つと価格。最後に広さと予算を質問約270字。表と答え1つ
Claude約1,360字。商品5つと価格。最後に広さを質問約300字。表と答え1つ
Gemini約2,170字。商品4つと型番・価格。最後に広さを質問約400字。表と答え1つ
Copilot答える前に予算を質問約300字。表と答え1つ

字数は空白を除いた目安です。ChatGPT・Claudeは有料版、Geminiは有料アカウント、Copilotは無料版で、条件はそろっていません。どの答えが優れているかの比較ではありません。

同じ相談を2通りで頼んだ結果。ざっくり頼むと、長い答えに商品名や価格が並び、最後に部屋の広さや予算を聞き返される。5つを足すと、270〜400字の表と1つの答えが返る。4つのAIで同じ傾向

いちばん大事なのは、ざっくり頼んだときに4つとも「部屋の広さ」「予算」「何を重視するか」を聞き返してきたことです。AIのほうも、答えを決めるための情報が足りないと分かっていたわけです。

Copilotは、答える前に選択肢つきで聞いてきました。

Copilotに「加湿器のおすすめを教えて」と送った画面。答えの前に「予算の目安はどれですか?」と、1万円まで、1万〜2万円などの選択肢が出ている

5つを足して頼むと、4つとも表で比べて1つに決める形になり、長さも指定に近くなりました。ChatGPTとClaudeでは、答えが出るまでの時間も約35秒・約32秒から、約8秒・約10秒に短くなりました。調べる範囲が「方式の話だけ」に絞られたためと考えられます。

なお、ざっくり頼んだときの答えには、型番や価格、細かい性能の数字がたくさん入っていました。こうした数字は、そのまま信じずにメーカーのページで確かめる必要があります。

足す5つを1つずつ

1. 目的:何のために聞くのか

「加湿器のおすすめ」と「6畳の寝室で冬に使う加湿器を選びたい」では、答えの絞り方がまったく変わります。何に使う答えなのかを、1文目に書くのがコツです。

  • 例: 「町内会のお知らせに使う文を作りたい」「明日の会議の前に要点だけ知りたい」

2. 自分の状況:だれ向けか

自分が初めてなのか、ある程度知っているのかで、ちょうどいい説明は変わります。人に見せる文章なら、読む人がだれかも書きます。

  • 例: 「初めて買います」「小学生にも分かるように」「目上の人に送ります」

3. 形式:答えの形

表、箇条書き、手順、メールの文面など、答えの形を指定すると、そのまま使える答えになります。比べたいときは表、手順を知りたいときは番号つきの箇条書きが向いています。

  • 例: 「表にして」「3つの箇条書きで」「最後に1つ選んで」

4. 長さ:どのくらいの量か

長さを書かないと、AIは丁寧に長く答えがちです。字数や行数、「3つまで」のような数で伝えます。

  • 例: 「300字くらいで」「5行以内で」「3つまで」

5. 条件:入れてほしくないこと

答えに入っていると困るものを先に書きます。今回の「商品名は出さず」がこれに当たります。

  • 例: 「専門用語は使わずに」「日時は空欄にして」「推測で数字を書かないで」

答えの症状から、足すものを選ぶ

5つを毎回全部書く必要はありません。いまいちだった答えを見て、足りないものを1つ足せば十分です。

答えの症状と足すもの。長すぎる→長さ、難しすぎる→自分の状況、的外れ→目的、使いにくい形→形式、余計なものが入る→条件、当たり障りがない→自分の状況と目的
答えの症状足すもの例
長すぎる長さ「5行以内で」
難しすぎる自分の状況「初めてなので、専門用語なしで」
的外れ目的「寝室で使う加湿器を選びたいです」
使いにくい形形式「表にして」
余計なものが入っている条件「商品名は出さないで」
当たり障りがない自分の状況と目的「お手入れは週1回しかできません」

毎回同じ直しを頼むなら、設定で固定できます。くわしくは生成AIの返事が長い・堅いときの直し方で紹介しています。

全部書かなくていい:聞き返されたら答えるだけ

5つを最初から全部書くのが面倒なら、ざっくり聞いてもかまいません。今回のように、AIが足りない情報を聞き返してきたら、それに答えるだけで十分です。

聞き返されなかったときは、同じチャットで続けて書き足します。

  • 「6畳の寝室用です。もう一度選び直して」
  • 「商品名は出さずに、方式だけで比べて」

新しいチャットで最初から聞き直す必要はありません。AIは同じチャットの中の話を覚えています。続けて頼む練習は、生成AIの使い方|最初の1週間で試したい7つの頼み方のDay 7でもできます。

全部書かなくていい。ざっくり聞いて、聞き返されたら答える。聞き返されなければ、足りないものを続けて書き足す。新しいチャットでやり直さなくていい

4社の公式ガイドも、言っていることは同じ

ChatGPT・Claude・Gemini・Copilotの会社は、それぞれ頼み方のガイドを公開しています。呼び方は違いますが、中身はほぼ同じです。

4社の公式ガイドの共通点。OpenAIは具体的に・背景を・繰り返し直す。Anthropicは事情を知らない同僚でも分かるように。Googleは役割・タスク・背景・形式。Microsoftは目的・背景・情報源・期待。どれも目的、背景、答えの形、続けて直すの4点
  • OpenAI(ChatGPT) … はっきり具体的に書き、背景を十分に渡す。最初の答えを見て、頼み方を直していく
  • Anthropic(Claude) … 事情を知らない同僚にその頼みを見せて、迷うようならAIも迷う、という確かめ方を勧めている
  • Google(Gemini) … 役割・タスク・背景・形式の4つ。「4つ全部でなくても、いくつか使うと効果がある」としている
  • Microsoft(Copilot) … 目的・背景・情報源・期待の4つ。必要なのは「はっきりした目的」だけで、やりとりを重ねる前提と書いている

この記事の5つは、これらに共通する部分を、ふだんの言葉にまとめたものです。「#目的」「#条件」のような記号を使った型を覚える必要はありません。

送る前に、人に頼むつもりで読み返す

Anthropicの「同僚に見せる」確かめ方は、そのまま使えます。送る前に、その頼みを身近な人に口で頼むところを想像してください。「それ、何に使うの?」「どのくらい?」と聞き返されそうなら、そこが足りない部分です。

コピーして使える1文の型

5つを1つの文にまとめると、次の形になります。かっこの中を自分の用事に入れ替えるだけです。

(目的)したいです。私は(自分の状況)です。(形式)で、(長さ)くらいにしてください。(条件)はしないでください。

コピーして使える1文の型。目的したいです。私は自分の状況です。形式で、長さくらいにしてください。条件はしないでください。例として加湿器の頼みを当てはめた

全部埋まらなくても大丈夫です。埋まったところだけで送ってみてください。

うまくいった型を残しておく方法は、生成AIの「頼み方メモ」を自分で作る方法にまとめました。

よくある質問

Q. 毎回5つ全部書くべきですか?

A. いいえ。迷ったら目的と形式だけで十分です。答えを見て、症状に合わせて1つずつ足してください。

Q. 「あなたは〇〇の専門家です」のように役割を書いたほうがいいですか?

A. Googleのガイドでは役割(Persona)も4つの要素の1つに入っていて、口調や視点を変えたいときに使えます。ただ、なくても困りません。この記事で4つのAIに送った頼みにも、役割は書いていません。

Q. 英語で聞いたほうが正確ですか?

A. この記事で試したときは、日本語の頼みで4つとも頼んだ形の答えが返ってきました。ふだんは日本語で大丈夫です。

Q. 長い文章を貼り付けて頼んでもいいですか?

A. 要約や添削なら、貼り付けて頼むのが早いです。ただし、名前や住所などの個人情報、会社の資料は入れないでください。入れないものと置き換え方は、生成AIに入れてはいけない情報にまとめています。

Q. ChatGPTとClaudeで、頼み方を変える必要はありますか?

A. 基本は同じです。今回も、同じ文面で4つとも頼んだ形の答えになりました。答えが浅いと感じたときは、頼み方を直したうえで、考える量の設定も見てください。詳しくはChatGPT・Claudeはどのモデルを使えばいい?にまとめています。

契約書や説明書の難しい言葉は、生成AIに難しい言葉をわかりやすく説明してもらう方法で頼み方をまとめています。

次に読む記事

この記事でできるようになったこと足りないことを1つ足して頼み直せる

やってみるいまいちだった答えに、目的と形式を足して頼み直す

【会議で使う】ので、【箇条書き5つ】で、さっきの答えを直してください。

次に「答えが長い・堅い」と思ったら

返事が長い・堅いときに直す長さ・口調・ずれをその場で直す

ほかの疑問なら

いまは「STEP 3 うまく頼む」です。難しかった・違う悩みだった人は、START HERE の「困ったときは」から選べます。


参考(2026年10月31日に確認)

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