「CLAUDE.mdに手順を書き足していったら、どんどん長くなってきた…」
この記事は、Claude Codeの決まりや作業の手順をCLAUDE.mdに書き足すうちに、長くなってきた人のための記事です。「スキル」という言葉を見たけれど、何が違うのか分からない人にも向けています。
先に結論です。
- スキルは、1つの作業の手順をまとめておき、その作業を頼まれたときだけClaude Codeが読む仕組みです。CLAUDE.mdは、どんな作業でも毎回読まれます
- タイトル案の出し方をスキルにして試すと、「タイトル案を出して」では3回ともスキルが使われ、「要約して」では3回とも使われませんでした
- 「/スキルの名前」と打てば、自分で呼び出すこともできます
- スキルを入れる「.claude」フォルダは保護されていて、Claude Codeに作ってもらうと書き込みの許可を聞かれます
- AIが案に書き添えた「(27字)」は、数えると32字でした。字数のような数字は自分で確かめます
2026年11月2日に、Windowsのパソコンで、Claude Code 2.1.308を使って試しました。使ったのは、試すために作った架空の下書きだけです。

CLAUDE.mdとスキルは何が違う?
どちらも、Claude Codeへの決まりを書いておくファイルです。違いは、読まれるタイミングです。
CLAUDE.md
- 読まれるとき:会話の最初に毎回
- 向いている内容:いつも守ってほしい決まり
- 置く場所:作業フォルダの中
スキル
- 読まれるとき:その作業を頼まれたときと、「/名前」で呼んだとき
- 向いている内容:1つの作業の手順やチェックリスト
- 置く場所:作業フォルダ内の「.claude/skills」
公式の説明でも、同じ指示や手順を何度も貼っているときや、CLAUDE.mdの一部が手順のように長くなってきたときに、スキルを作るようにすすめています。スキルは、使われるまで中身が読み込まれないので、長い手順を入れておいても、ほかの作業の邪魔になりにくい仕組みです。
CLAUDE.mdの書き方は、Claude Codeに毎回同じ説明をしなくて済む方法にまとめています。
筆者は、返事の書き方のような毎回の決まりはCLAUDE.mdに、記事の公開前チェックや図の作り方のような、決まった作業の手順はスキルに分けています。
スキルの中身
スキルは、「SKILL.md」という名前のファイル1つから作れます。置き場所は、作業フォルダの中の次の場所です。
.claude/skills/【スキルの名前】/SKILL.md
ファイルの最初に、名前と説明(description)を書きます。説明は、Claude Codeが「この作業にスキルを使うか」を決めるときに読む、いちばん大事な部分です。その下に、手順を書きます。
今回試したスキルは、次の中身です。
—
name: title-ideas
description: ブログの下書きから記事タイトルの案を出すときに使う。タイトル案・題名・見出しの案を頼まれたとき。
—
# タイトル案の出し方
– タイトル案は3つ。それぞれ28字以内にする。
– 下書きに書いていない数字や体験は足さない。
– ファイルは変更・作成しない。案はチャットに書くだけにする。
– 最後に「下書きで確かめたこと」を1行書く。
1つ作って、3通りの頼み方で試した
架空のブログの下書きを置いたフォルダに、上のスキルを入れました。CLAUDE.mdは置いていません。そのうえで、3通りに頼みました。
- 関係ある頼み方(3回): draft.md を読んで、この記事のタイトル案を出してください。
- 関係ない頼み方(3回): draft.md を3行で要約してください。
- 自分で呼ぶ(2回): /title-ideas draft.md
スキルが使われたかは、Claude Codeの実行の記録で確かめました。
「タイトル案を出して」(3回)
- スキル:3回とも使った
- 結果:3回とも3案と、最後の確認の1行
「3行で要約して」(3回)
- スキル:3回とも使わなかった
- 結果:要約だけを返した
「/title-ideas」と打つ(2回)
- スキル:自分で呼び出した
- 結果:2回とも決まりどおりの3案
返事が来るまでの時間は、関係ある頼み方も関係ない頼み方も8〜12秒でした。
関係ない頼み方では、スキルは読まれませんでした。説明に「タイトル案・題名・見出しの案を頼まれたとき」と書いておいたので、どの頼み方で使うのかがはっきりしていたのだと思います。
字数の自己申告がずれた
関係ある頼み方の3回で、タイトル案は全部で9案でした。そのうち1案は32字で、決まりの28字を超えていました。
そのうえ、その案の後ろには「(27字)」と書かれていました。AIが自分で書き添えた字数が、実際と違っていたことになります。
スキルに決まりを書いても、必ず守られるわけではありません。字数のように数えれば分かることは、最後に自分で確かめます。
フォルダの中のファイルを一覧にしてもらったときも、原稿3本とも、文字数が行の数だけ多く出ました。そのときの記録はClaude Codeで実際に何を任せている?にあります。
スキルの作り方
自分で作る場合
- 作業フォルダの中に「.claude」フォルダを作り、その中に「skills」フォルダ、さらにその中に、スキルの名前のフォルダを作ります
- そのフォルダに「SKILL.md」という名前のファイルを作り、上の形で中身を書きます
- 新しい会話で、次のように聞きます
このフォルダで使えるスキルの名前と、いつ使うかを教えてください。
今回の試験では、作ったスキルが説明つきで一覧に出てきました。公式の説明では、「/skills」と打つと、スキルの一覧を開けます。
Claude Codeに作ってもらう場合
Claude Codeに作ってもらうときは、次のように頼めます。
このフォルダに、Claude Code のスキルを1つ作ってください。ほかのファイルは変更しないでください。
名前: 【英数字の短い名前】
使う場面: 【どんな作業を頼んだときに使うか】
手順:
– 【手順1】
– 【手順2】
試験では、この頼み方でスキルは作られませんでした。Claude Codeは「書き込み権限が許可されず」と返し、作る場所と中身を説明して、許可を求めてきました。
これは故障ではありません。公式の説明では、「.claude」フォルダは、Claude Code自身の設定を守るための保護された場所です。ファイルの書き換えを自動で許す設定にしていても、ここへの書き込みは毎回確認を求めます。今回は確認に答えられない方法で試したので、そこで止まりました。
ふだんの画面では、書き込みの許可を聞かれます。どの場所に何を書くのかを読んでから許可します。
気をつけること
- スキルに書いた決まりは、必ず守られるわけではありません。字数や数字は自分で確かめます
- 説明(description)があいまいだと、使ってほしいときに使われないことがあります。「どんな作業を頼まれたときに使うか」を具体的に書きます
- 公式の説明では、スキルの中にコマンドを書いて、読み込むときに動かすこともできます。人が作ったスキルを入れるときは、中身を読んでから入れます
- 公式の説明では、SKILL.mdは500行以内が目安です。長くなるなら、別のファイルに分けます
よくある質問
Q. CLAUDE.mdとスキル、どちらに書けばいいですか?
A. どの作業でも守ってほしい決まりはCLAUDE.md、特定の作業のときだけ使う手順やチェックリストはスキルです。迷ったら、まずCLAUDE.mdに書き、長くなった部分をスキルに移します。
Q. すべてのフォルダで同じスキルを使えますか?
A. 公式の説明では、ユーザーフォルダの「.claude」→「skills」に置くと、すべての作業で使えます。作業フォルダの中に置いたスキルは、そのフォルダだけで使えます。
Q. デスクトップアプリのCodeタブでも使えますか?
A. 使えます。この記事を作ったデスクトップアプリのCodeタブでも、スキルの一覧が読み込まれていました。
Q. MCPとは何が違いますか?
A. スキルは作業の手順を書いておく仕組み、MCPはAIに外の道具やデータをつなぐ仕組みです。MCPはMCPとは?Claude Codeに道具をつなぐ仕組みにまとめています。
Q. ChatGPTやチャットのClaudeで、似たことはできますか?
A. チャットでは、よく使う頼み方を短く呼び出す方法があります。よく使う頼み方を短く呼び出すにまとめています。
1つの作業の手順は、スキルにしておけば、その作業のときだけ読まれます。毎回の決まりはCLAUDE.mdに、作業ごとの手順はスキルに、と分けると、どちらも短く保てます。
次に読む記事
この記事でできるようになったことCLAUDE.mdとスキルを使い分けて、作業ごとの手順をスキルにまとめられる
やってみるいちばんよく説明している作業の手順を1つ選んで、下の頼み方でスキルにする
このフォルダに、Claude Code のスキルを1つ作ってください。ほかのファイルは変更しないでください。名前:【英数字の短い名前】 使う場面:【どんな作業を頼んだときに使うか】 手順:【手順】
次に「Claude Codeに、どこまで任せていい?」と思ったら
任せる範囲を決める任せる・確かめる・任せないの分け方ほかの疑問なら
- 毎回の決まりをCLAUDE.mdに書く置き場所と書き方を知りたい人に
- チャットのAIで頼み方を短く呼び出すChatGPTやClaudeのチャットで似たことをしたい人に
いまは「STEP 7 自分に合わせる」です。難しかった・違う悩みだった人は、START HERE の「困ったときは」から選べます。
参考
- Anthropic「Extend Claude with skills」(2026年11月2日に確認)
- Anthropic「Permission modes」(2026年11月2日に確認)

コメント