生成AI、何から始める?はじめての方へ

生成AIとは?できること・苦手なことを実例でわかりやすく(初心者向け)

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「生成AIって、最近よく聞くけど結局なに?」

ニュースでも職場でも耳にするようになった生成AI。でも、何ができて何ができないのかを説明しようとすると、意外と難しいものです。

先に結論です。

  • 生成AIは、言葉で頼むと、文章や画像などを新しく作って返してくれるAIです
  • 下書き・要約・言い換え・表にまとめる、といった作業が得意です
  • 事実をまちがえることがあり、同じ質問でも答えが変わります。だから、最後に確かめるのは自分です

この記事では、わたしが4つの生成AI(ChatGPT・Claude・Gemini・Copilot)で実際に試した結果をもとに、できること・苦手なことを具体的に紹介します。

生成AIのイメージ。言葉で頼むと、AIが文章や画像を作って返す。最後に自分で確かめて使う
目次

生成AIとは?一言でいうと

個人情報保護委員会の資料では、生成AIのサービスを「質問・作業指示(プロンプト入力)等に応えて文章・画像等を生成するAIを利用したサービス」と説明しています。

もう少しくだいて言うと、こうなります。

  • 話しかけるように頼む(この頼む言葉を「プロンプト」と呼びます)
  • AIが、その場で文章や画像を作って返す
  • 返ってきた答えに、続けて注文をつけられる

代表的なものが、ChatGPT・Claude・Gemini・Copilotです。どれも無料で始められます(2026年10月31日時点)。

検索とのちがい

ふだん使う検索と比べると、違いが分かりやすくなります。

検索生成AI
することすでにあるページを探して並べる答えを新しく文章にして返す
返ってくるものページの一覧まとまった文章・表・画像など
得意なこと元の情報にたどり着くまとめる・書く・言い換える
気をつけることどのページを信じるか答えそのものが正しいか

今は、生成AIの多くがWeb検索も組み合わせて答えます。それでも、答えの文章を作っているのはAIです。

しくみをざっくり知る

細かい技術は知らなくても使えますが、しくみを一言だけ知っておくと、得意・苦手の理由が分かります。

OpenAIの公式ヘルプでは、ChatGPTのもとになっているAIについて、次のように説明しています。

  • 大量の文章などから、言葉のつながり方のパターンを学ぶ
  • 答えるときは、次に来る可能性が高い言葉を1つずつ予測して文章を作る
  • 学んだ文章のコピーを保存しているわけではなく、コピーして貼りつけているのでもない
  • そのため、同じ質問でも答えが変わることがある
しくみのイメージ。「今日は雨なので、かさを」の次に来そうな言葉を予測し、「持っていく」を選ぶ。これを1語ずつくり返して文章を作る

ここから、生成AIの性質が見えてきます。自然な文章を作るのは得意です。一方で、「もっともらしい言葉」を選ぶしくみなので、事実と違うことでも、それらしく書いてしまうことがあります。

できること:4つのAIで試した実例

わたしは2026年10月31日に、4つのAIに同じ7つの頼みを送って試しました。ほとんどが、頼んだとおりの答えでした。

頼んだこと結果(4つのAI)
比べたいことを表にする4つとも表で返ってきた
お知らせの下書きを書く4つとも書けた(頼んでいない項目を足すことも)
自分の文をていねいに直す4つとも直せた(1つは1回目に意味を取り違えた)
長い文を要約する4つとも、大事な点を4つ中4つ拾えた
調べものをして出典を示す4つとも出典つきで返ってきた
画像を見せて質問する試した3つで答えが返ってきた
答えを短く直してもらう4つとも指定した長さに直せた

プランがそろっていない条件で、1回ずつ試した結果です。くわしい頼み方と結果は、生成AIの使い方|最初の1週間で試したい7つの頼み方にまとめています。

ほかにも、サービスによっては画像を作る、音声で話す、ファイルを読む、といったこともできます(たとえばClaudeは画像そのものは作れませんが、図やスライドは作れます)。

生成AIが得意なこと。表にまとめる、下書きを書く、文を直す、要約する、調べて出典を示す、画像を見て答える、答えを直す

苦手なこと:実際に起きたつまずき

試していて、気をつけたい場面もはっきり見えました。

事実をまちがえる。しかも自信ありげに

「Claudeの無料版で使えるモデルは?」と4つのAIに聞いたときは、大筋は4つとも合っていたものの、細かい部分は答えが割れました。さらに、Geminiに「間違いがないか確かめて」と頼むと、正しかった内容を間違いだと“訂正”しました。

OpenAIの公式ヘルプも、間違っていても自信ありげに聞こえることがある、と書いています。4つのサービスとも、画面に「間違えることがある」という注意書きを出しています。

頼んでいないことを足す

お知らせの下書きを頼むと、4つとも、頼んでいない持ち物などを書き足しました。気が利いているように見えますが、自分が決めていないことが混ざるので、確かめが必要です。

意味を取り違える

「頼むかも」というやわらかい依頼文を直してもらったところ、1つのAIは1回目に「お声がけください」と、頼む向きが逆の文にしました。言い換えのときは、元の意味と同じかを見ます。

同じ質問でも、答えが変わる

しくみの節のとおり、生成AIは毎回言葉を選び直して文章を作ります。同じ質問でも、日によって、聞き方によって答えが変わります。

最新のことや、あなたのことは知らないことがある

AIが学んだ時点より新しいことは、知らない場合があります(Anthropicの公式ヘルプにも書かれています)。また、あなたの状況は、伝えない限り分かりません。

生成AIの苦手なこと。事実をまちがえる、頼んでいないことを足す、意味を取り違える、答えが毎回変わる、最新のことや自分の状況を知らない

向いている使い方・向いていない使い方

得意と苦手を合わせると、使い方の目安が決まります。

向いている向いていない
文章の下書きを作る確かめずにそのまま提出する
長い文を短くまとめる大事な判断をAIだけで決める
考えを表に整理する個人情報やパスワードを入れる
言い回しの候補を出す最新の数字をうのみにする

生成AIは「下書きを作ってくれる助手」と考えると、ちょうどいい距離で付き合えます。仕上げと確かめは自分の役目です。

生成AIは下書き役。自分が頼む、AIが下書きを作る、自分が確かめて仕上げる

はじめるなら、次はこれ

生成AIが何か分かったら、次は最初に使う1つを選びます。4つのAIの違いと選び方は、ChatGPT・Claude・Gemini・Copilotの比較にまとめています。

全体の進め方を知りたい人は、生成AI、何から始める?初心者がまずやること3つから順に進めてください。

よくある質問

Q. 無料で使えますか?

A. ChatGPT・Claude・Gemini・Copilotは、どれも無料で始められます(2026年10月31日時点)。無料版には回数などの上限があります。

Q. 生成AIとChatGPTは何が違うのですか?

A. 生成AIは種類の名前で、ChatGPTはその中の1つのサービスです。ほかにClaude・Gemini・Copilotなどがあります。

Q. AIは考えて答えているのですか?

A. 公式の説明では、学んだ言葉のつながりから、次に来る言葉を予測して文章を作っています。人と同じように理解しているかどうかは、この記事では扱いません。答えを確かめる必要があることは変わりません。

Q. 使っても危なくないですか?

A. 入れる情報に気をつければ、ふだんの用事に使って大丈夫です。入れてはいけない情報は、ChatGPTなど生成AIに入れてはいけない情報で確かめてください。

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この記事でできるようになったことできること・苦手なことを一言で言え、自分の用事に使えそうか判断できる

やってみる今日の用事を1つ選び、下の文の【】を書き換えてAIに送る

【明日の夕食の献立】を考えたいです。【30分以内で作れる】ものを3つ、材料と一緒に教えてください。

次に「で、どれを使えばいいの?」と思ったら

どのAIを使うか決めるChatGPT・Claude・Gemini・Copilotの違いと選び方

ほかの疑問なら

いまは「STEP 0 生成AIを知る」です。難しかった・違う悩みだった人は、START HERE の「困ったときは」から選べます。


参考(2026年10月31日に確認)

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