「AIに毎回『短く答えて』『わたしは〇〇の仕事をしている』と書くのが面倒。覚えてもらえないの?」
この記事は、AIに毎回同じ前提や好みを説明している人のための記事です。
先に結論です。
- AIに覚えてもらう方法は3つあります。毎回の答え方は「カスタム指示」、テーマごとの資料は「プロジェクト」、会話から自然に覚えるのが「メモリ」です
- 3つは、使われる範囲が違います。カスタム指示とメモリはふだんの会話全部、プロジェクトの資料と指示はそのプロジェクトの中で使われます
- ただし、ChatGPTのプロジェクトで話した架空の内容を、プロジェクトの外の一時チャットで聞くと、答えが返ってきました。メモリの設定が既定のままだと、外でも使われることがあります
2026年11月1日に、ChatGPTで試しました。設定の場所は、2026年10月31日に4つのAIの画面で確かめたものです。

3つの方法の違い
| 方法 | 何を覚える? | どこで使われる? |
|---|---|---|
| カスタム指示 | 自分で書いた答え方や前提 | ふだんの会話すべて |
| メモリ | 会話から覚えた好みや事情 | ふだんの会話すべて |
| プロジェクト | 入れた資料と指示 | そのプロジェクトの中 |
カスタム指示は自分で書くもの、メモリはAIが会話から覚えるもの、という違いもあります。
したいことで選ぶ
- 「短く答えて」「敬語はいらない」を毎回書いている → カスタム指示に1回書く
- 仕事や趣味の資料を、決まったテーマで何度も使う → プロジェクトを作る
- 話した内容を、次の会話でも覚えていてほしい → メモリを使う
- 覚えてほしくない話をする → 一時チャットを使う(履歴に残らない。ただし、ChatGPTの一時チャットは、すでに覚えていることは使う)
カスタム指示の書き方と設定の場所はChatGPTなど生成AIの返事が長い・堅いときの直し方、プロジェクトの作り方はChatGPTのプロジェクトの使い方にまとめています。
プロジェクトの話が、外でも使われた
ChatGPTで、架空の町内会の議事録を入れたプロジェクトを作り、その中で夏祭りの予算を聞きました。そのあと、プロジェクトの外で一時チャットを開き、同じことを聞きました。
あおば台町内会の夏祭りの予算はいくらですか?
一時チャットなのに、「12万円です」とプロジェクトの中と同じ答えが返ってきました。何を見て答えたかを聞くと、ChatGPTは、ライブラリのファイルやプロジェクトではなく、過去の会話の記録(メモリ)から答えたと説明しました。
ChatGPTのプロジェクト設定の「メモリ」は、既定では、プロジェクトの外のチャットとメモリを行き来する設定になっています。プロジェクトの話を外に持ち出したくないときは、この設定を見直すか、覚えてほしくない話を最初からプロジェクトに入れないようにします。

4つのAIの、答え方を書く場所
| AI | 書く場所 |
|---|---|
| ChatGPT | 設定 → パーソナライズ →「カスタム指示」 |
| Claude | 設定 → アカウント → プロフィール →「Claude への指示」 |
| Gemini | 設定 →「パーソナル インテリジェンス」→「Gemini へのカスタム指示」 |
| Copilot | 設定など → チャット設定 → 個人用設定 →「Copilot をカスタマイズする」 |
2026年10月31日に、パソコンのWeb版で確かめた場所です。
気をつけること
- カスタム指示やメモリには、名前・住所・会社名などは書きません。書いてよいのは、答え方の好みや、仕事の種類くらいにしておきます
- AIが何を覚えているかは、ときどき確かめます。確かめ方と消し方はChatGPTのメモリとは?にまとめています
- 入れてはいけない情報はChatGPTなど生成AIに入れてはいけない情報で確かめてください
よくある質問
Q. 一時チャットなら、メモリは使われないのでは?
A. 今回は、ChatGPTの一時チャットでも、過去の会話の内容を使って答えました。ChatGPTの一時チャットの画面には「このチャットはメモリ、プラグイン、カスタム指示を参照できますが、履歴には表示されません」と書かれていました。
Q. 3つとも使ったほうがいいですか?
A. 毎回同じことを書いているなら、まずカスタム指示だけで十分です。資料を何度も使うようになったら、プロジェクトを足します。
毎回の説明を省きたいときは、答え方はカスタム指示、資料はプロジェクトに入れておきます。メモリは便利ですが、どこまで使われるかを知ったうえで使います。
カスタム指示に何を書くかはChatGPTのカスタム指示に何を書く?、よく使う頼み方を数文字で呼び出す方法はよく使う頼み方を数文字で呼び出す方法にまとめています。
次に読む記事
この記事でできるようになったことカスタム指示・メモリ・プロジェクトの違いが分かり、使う仕組みを選べる
やってみる毎回書いている前提や好みを1つ書き出し、どの方法に入れるか決める
次に「毎回の答え方を、設定で決めておきたい」と思ったら
返事が長い・堅いときに直す長さ・口調・ずれをその場で直すほかの疑問なら
- AIが覚えていることを確かめるAIが前の話を覚えている。何を覚えているのか、消せるのか分からないという人に
- 資料と指示をまとめる同じ資料を何度も貼るのが面倒という人に
いまは「STEP 7 自分に合わせる」です。難しかった・違う悩みだった人は、START HERE の「困ったときは」から選べます。
参考
- OpenAI「ChatGPT のプロジェクト」https://help.openai.com/ja-jp/articles/10169521-projects-in-chatgpt (2026年11月1日に確認)

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