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AI用のBTOパソコンはどう選ぶ?構成表で見る4か所|RTX 4070のBTOを3年使って、足りなくなったのはVRAMとメモリだった

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「AI用のBTOパソコンはどう選ぶ?構成表で見る4か所」の記事のアイキャッチ

「画像生成のためにBTOパソコンを買いたい。構成表のどこを見ればいいの?」

この記事は、AIのためにデスクトップをBTO(注文を受けてから、選んだ部品で組み立てるパソコン)で買おうとしている人が、構成表のどこを見ればいいかを判断するための記事です。ノートにするかデスクトップにするかで迷っている人は、先にAIに使うならノートPCとデスクトップどっち?を読んでください。

先に結論です。

  • 構成表で先に見るのは、GPUのVRAM、メモリ(RAM)、電源、SSDの4か所です
  • 筆者は2023年に、RTX 4070(12GB)・メモリ32GBのBTOを買いました。画像生成では不満がありませんでした
  • 3年使って、作業が止まる原因になったのは、VRAMとメモリでした。動画生成で、どちらも上限に当たりました
  • 動画や大きなモデルまで考えるなら、VRAMとメモリに余裕を持たせ、メモリを後から足せるかも確かめます

2023年7月に筆者が買ったBTOの構成と、それから2026年10月まで使った記録、2026年11月1日時点のNVIDIA公式の仕様をもとにまとめました。特定の店や機種をすすめる記事ではありません。

BTOの構成表で見る4か所。GPUのVRAM、メモリの量と空き、電源の容量、SSDの容量
構成表は、VRAM・メモリ・電源・SSDの順に見る
目次

あなたならどれで十分か

やりたいこと構成表で先に見る所そう言える理由
ChatGPTなどを使うだけAIのためにGPUを選ぶ必要はない処理はサービスのサーバーで行われる
画像生成(SD1.5など)を試すGPUのVRAM。筆者は12GBで不満なし筆者のRTX 4070で1枚約2秒
動画生成や新しい画像モデルVRAM 16GB以上の候補と、多めのメモリ筆者の12GB・32GBでは、両方とも上限に当たった
大きなローカルLLMVRAMとメモリ、SSDの空きVRAMに入りきらない分はメモリを使う。モデル1つで数十GBある

VRAMの目安は、AIに必要なVRAMは何GB?にくわしく書いています。

なぜそう言えるか:止まる原因はVRAMとメモリ

自分のパソコンでAIを動かすと、AIのデータ(モデル)をVRAMに載せて計算します。VRAMに入りきらない分はメモリ(RAM)に逃がすので、メモリも足りなくなると、作業が止まります。

筆者の記録でも、動画生成が止まったのは、VRAMとメモリの空きがなくなったときでした。CPUやSSDが原因で止まった記録はありません。ただ、筆者が試した構成は1つだけなので、「CPUは何でもいい」とまでは言えません。

実際に試した結果

筆者が2023年7月に買ったのは、ドスパラのraytrek 4CXF(2023年夏モデル)です。当時の価格で、約24万円でした。

部品筆者の構成(2023年)3年使って
GPURTX 4070(VRAM 12GB)画像生成は余裕。動画生成で最大11,530〜11,707 MiB、ほぼ上限
メモリ32GB動画生成で足りなくなり、止まったことがある
CPUCore i7-13700F止まる原因になった記録はない
SSD1TB止まる原因になった記録はない

注意:価格は2023年7月当時のものです。今の価格や、今売られている構成は確かめていません。

画像生成(SD1.5)は、既定の設定で1枚約2秒で、不満はありませんでした。変わったのは、2026年に動画生成を始めてからです。MiniMax H3という動画生成AIでは、VRAMを12GBのほぼ上限まで使いました。大きめの設定では、メモリの空きがなくなって4回止まりました。Wan2.2という別の動画生成AIでも、メモリが足りなくなって止まることがあります。

くわしい数字は、筆者のもう1つのブログのMiniMax H3をRTX 4070・メモリ32GBで動かした実測にまとめています。

筆者のBTOを3年使った記録。画像生成は余裕、動画生成ではVRAM 12GBとメモリ32GBの両方が上限に当たった
2023年に買ったBTO(RTX 4070・メモリ32GB)を2026年10月まで使った記録

買うときに見る場所

BTOの構成表で、次の4か所を順に確かめます。

  1. GPUの名前とVRAM:同じ名前でVRAMが2種類あるものがあります(RTX 4060 Ti・5060 Tiは16GBと8GB)。構成表に書かれたVRAMの量を見ます
  2. メモリの量と、後から足せるか:空きスロットがあるか、最大でどこまで増やせるかを、仕様表で確かめます。筆者は32GBで足りない場面がありました(くわしくはAIに使うならメモリは32GB?64GB?)
  3. 電源の容量:NVIDIA公式の推奨は、RTX 4070が650W、RTX 4090が850Wなどです。GPUを後から上のものに替えたくなったときにも、電源の容量が関わります
  4. SSDの容量:大きなローカルLLMは、モデル1つで数十GBあります。筆者が別のRTX 4090環境で動かしたモデルは、約63GBと約71GBでした

GPUごとの推奨の電源と消費電力は、RTX 4060・4070・4090はAIで何が違う?にまとめています。

GPU・メモリ・SSD・電源をどの順番で決めればいいかは、生成AI用PCの選び方に1本でまとめています。構成表を見る前に、そちらで自分に必要な目安を決めておくと迷いません。

よくある勘違い

  • 高いCPUにすれば、画像生成も速くなる → 筆者の記録で止まる原因になったのは、VRAMとメモリでした。まずGPUのVRAMを見ます
  • 「AI向け」と書かれた構成なら安心 → 構成表で、VRAMとメモリの量を自分で確かめます
  • メモリは後からいくらでも足せる → 空きスロットや、増やせる上限は機種で違います。買う前に仕様表を見ます
  • ChatGPTのためにBTOが要る → ChatGPTの計算はサービスのサーバーで行われます

よくある質問

Q. いくらくらいのBTOを買えばいいですか?

A. 筆者が2023年7月に買った構成は、約24万円でした。価格は時期で大きく変わり、今の価格は確かめていないので、金額の目安は書けません。まずやりたいことに必要なVRAMを決め、その上で予算と合わせて選んでください。

Q. 買う前に試す方法はありますか?

A. クラウドのGPUを借りる方法があります。筆者は2023年に、Paperspaceの無料のGPUでStable Diffusion web UIを試しました。手順はPaperspaceでStable Diffusion web UIのインストール方法にまとめています(2023年の画面なので、今とは違う所があります)。

BTOは、構成表のGPUのVRAM・メモリ・電源・SSDの4か所を見て選びます。筆者の場合、画像生成までは12GB・32GBで足り、動画生成ではどちらも上限に当たりました。

次に読む記事

この記事でできるようになったこと構成表のGPUのVRAM・メモリ・電源・SSDの4か所を確かめて、自分に合う構成を選べる

やってみる気になるBTOの構成表で、VRAM・メモリの空き・電源の容量・SSDの容量の4か所を書き出す

次に「GPUの型番を比べたいが、AIに使うなら何が違うのか、数字が大きいほどいいのか分からない」と思ったら

GPUの型番を比べるRTX 4060・4070・4090の違いを公式の仕様で

ほかの疑問なら

いまは「STEP 7 自分に合わせる」です。難しかった・違う悩みだった人は、START HERE の「困ったときは」から選べます。

参考

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