「『300字で』と頼んだのに、数えてみたら250字しかなかった」
AIに文字数を指定しても、ぴったりにはなりません。理由を知っておくと、近づける頼み方と、最後に自分で確かめる場所が分かります。
先に結論です。
- AIは文字を1つずつ数えながら書いているわけではありません。文章を「トークン」というまとまりで作るので、字数を合わせるのは得意ではありません
- 3つのAIに「300字で」と頼むと、251字から323字までばらつきました。ずれは小さいもので10字、大きいもので49字です
- 近づけるには「280〜300字に収めて」と幅で頼み、「何文字か数えて」と確かめさせます。ぴったりが必要なら、最後はWordなどで自分で数えます
2026年11月3日に、ChatGPT・Claude・Geminiのパソコンのブラウザ版で、同じ頼み方を試しました。

AIは文字を数えながら書いていない
OpenAIの公式ヘルプは、AIが文章を扱う単位を「トークン」と説明しています。トークンは1文字のこともあれば、単語の一部や単語全体、句読点のこともあります。
つまり、AIが文章を作るまとまりと、私たちが数える「1文字」は一致しません。「300字」と頼まれても、書きながら1字ずつ数えているわけではないので、だいたいの長さになります。
3つのAIで「300字で」と頼んでみた
「生成AIを初めて使う人に向けて、使い始めのコツを300字で書いてください。」と、新しいチャットで頼みました。改行と空白を除いて数えた結果です。
Claude
- 323字(23字多い)
ChatGPT
- 本文は290字(10字少ない)
- 答えの最後に「約300字にまとめています」と書いていた
Gemini
- 251字(49字少ない)
多いほうにも少ないほうにもずれます。1回ずつ試した結果なので、同じ頼み方でも毎回同じ長さになるとは限りません。
文字数に近づける3つの方法

1. 「280〜300字」と幅で頼む
「300字で」ではなく、収めたい幅を書きます。
改行を除いて280〜300字に収めて書いてください。
Claudeに書き直しを頼むと299字に、Geminiに新しいチャットで最初からこう頼むと298字になり、どちらも幅の中に収まりました。
2. 「何文字か数えて」と確かめさせる
書いてもらったあとに、次のように送ります。
いまの文章は何文字ですか?改行を除いて数えてください。
3つのAIとも、筆者が数えた数と同じ答えを返しました。ClaudeとGeminiは、画面に数えるためのプログラムを動かした表示が出ていました。
数がずれていたら、「あと20字足して」「30字削って」と続けて頼みます。
3. 最後は自分で数える
提出する文章のように、字数がぴったり必要なときは、最後に自分で数えます。
- Word:画面の下のステータスバーの文字カウントをクリックすると、文字数が出る。数えたい所だけを選ぶと、その部分の数も出る(Microsoftの公式ヘルプ)
- Googleドキュメント:「ツール」→「文字カウント」。「文字数」と「文字数(スペースを除く)」の両方が出る(Googleの公式ヘルプ)
改行や空白を数えるかどうかで数は変わります。提出先に決まりがあれば、それに合わせて数えてください。
書き直しを断られたとき
Geminiでは、文字数を数えたあとの同じ会話で「280〜300字に収めて書き直して」と頼むと、「そちらに対応できる機能がありません」という答えが2回続きました。
新しいチャットを開き、最初の頼み方に「改行を除いて280〜300字で」と幅を入れ直すと、298字で書いてくれました。うまくいかないときは、会話を新しくして、字数の条件を最初の1回にまとめて書くほうが早いです。
よくある質問
Q. 「、」や「。」も1文字に数えますか?
A. 句読点も1文字です。WordやGoogleドキュメントの文字数にも入ります。改行と空白は数え方によって入ったり入らなかったりします。
Q. Claudeで「文字数制限」と出るのは、これと同じですか?
A. 別のものです。会話が長くなりすぎたときの上限の話で、続けたいときは引き継ぎのメモを作ります。やり方はChatGPTが前の話を忘れるときは?にまとめています。
字数は「AIに近づけてもらい、最後に自分で確かめる」と分けて考えると、作り直しが少なくなります。
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参考
- OpenAI ヘルプ「トークンの理解とカウント」(2026年11月3日に確認)
- Microsoft サポート「単語数を表示する」(2026年11月3日に確認)
- Google ドキュメント エディタ ヘルプ「ドキュメントのワード数を数える」(2026年11月3日に確認)

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