「Deep Research、Canvas、エフォート……。画面に知らない名前が多すぎる」
生成AIの画面には、カタカナや英語の機能名がたくさん並んでいます。しかも、同じ役割でもサービスごとに名前が違うので、余計に分かりにくくなっています。
先に結論です。
- 機能の名前はバラバラでも、役割は9つほどに分けられます
- 初心者がまず使うのは、Web検索・残さない会話・新しいチャットくらいで、ほかは必要になってからで大丈夫です
- 「思考」や「エフォート」は、答える前にどれだけ考えるかの調整です。ふだんは既定のままで困りません
この記事では、ChatGPT・Claude・Gemini・Copilotの画面の名前を、2026年10月31日に確かめた記録をもとに、役割ごとに対応させます。

役割ごとの名前の対応表
| 役割 | ChatGPT | Claude |
|---|---|---|
| 考える量 | 思考量(Instant・Medium・High) | エフォート(低〜最大) |
| Web検索 | 自動で検索 | 自動で検索 |
| 時間をかけた調査 | Deep Research | Research(有料) |
| 作業画面 | Canvas | Artifacts |
| 作業を任せる | Work | Cowork |
| 資料をまとめる部屋 | プロジェクト | プロジェクト |
| 覚える | メモリ | メモリ |
| 残さない会話 | 一時チャット | シークレット |
| ほかのサービスとつなぐ | コネクタ | コネクタ |
| 役割 | Gemini | Copilot |
|---|---|---|
| 考える量 | モード選択 | Auto(モデル セレクター) |
| Web検索 | Google検索 | Web情報とソース |
| 時間をかけた調査 | Deep Research | Researcher(有料) |
| 作業画面 | Canvas | Pages |
| 作業を任せる | スケジュール設定 | Cowork(一部の国) |
| 資料をまとめる部屋 | Gem・ノートブック | ノートブック |
| 覚える | パーソナル インテリジェンス | 保存されたメモリ |
| 残さない会話 | 一時チャット | 一時的なチャット |
| ほかのサービスとつなぐ | アプリ連携 | ソース |
2026年10月31日時点のパソコンのWeb版の名前です。プランによって使えないものもあります。Geminiの「Gem」は、2026年11月17日から「スキル」に変わると画面に案内が出ていました。
9つの役割を一言で
考える量(思考・エフォート)
答える前に、AIがどれだけ時間をかけて考えるかの調整です。多くするほどていねいに考えますが、時間がかかり、上限も早く使います(Claudeの画面にもそう書かれています)。ふだんは既定のままで十分です。くわしくは、ChatGPT・Claudeのモデル選びにまとめています。
上限に当たったときの対処は、「上限に達しました」と出たときの戻り方にまとめています。
Web検索
答えるときに、Webの最新の情報を調べる機能です。今は4つとも、必要に応じて自動で検索し、出典を示します。
時間をかけた調査(Deep Research・Research)
数分から数十分かけてたくさんのWebページを調べ、レポートにまとめる機能です。ChatGPTで試したときは約7分かかりました。ふつうの検索とは別物で、ちょっとした調べものには要りません。調べものの頼み方と、Deep Researchを使う前の注意はChatGPTで調べものをするコツにまとめています。

作業画面(Canvas・Artifacts・Pages)
会話の横に文書やスライドの画面が開き、そこで直しながら仕上げる機能です。長い文章を何度も直すときに便利です。
作業を任せる(Work・Cowork など)
いくつもの手順がある作業を、AIにまとめて任せる機能です。いわゆる「エージェント」です。サービスや国によって使える範囲がまだ違います。
資料をまとめる部屋(プロジェクト・Gem・ノートブック)
よく使う資料と指示をひとまとめにしておく場所です。同じ用事を何度もするときに、毎回資料を貼らなくて済みます。
覚える(メモリ)
会話の内容を覚えて、次の会話で使う機能です。便利ですが、覚えてほしくないことも残ることがあります。
メモリの確認・削除・オフの仕方は、ChatGPTのメモリの確認・削除・オフの仕方にまとめています。
残さない会話(一時チャット・シークレット)
履歴に残らない会話です(ChatGPTとClaudeは、メモリにも使わないと説明しています)。ちょっとした相談や、記録したくない話に使います。安全のため、一定期間は保存されることがあります。
一時チャットの始め方と、残るもの・残らないものは、ChatGPTの一時チャットの使い方と注意点にまとめています。
ほかのサービスとつなぐ(コネクタ・アプリ連携)
メールやカレンダー、クラウドの資料などをAIから読めるようにする機能です。許可したものだけが使われます。
まず使う3つ、あとでいいもの
全部を覚える必要はありません。初心者が最初に使うのは、次の3つくらいです。
- 新しいチャット(話題ごとに分ける)
- Web検索(最新の情報が要るとき。多くは自動)
- 残さない会話(記録したくない相談に)
時間をかけた調査・作業画面・プロジェクトは、同じ用事を何度もするようになってからで十分です。考える量・作業を任せる・ほかのサービスとつなぐは、困ったときに調べれば大丈夫です。

名前に迷ったときの見分け方
知らない名前を見つけたら、次の3つのどれかを考えると、役割が見当つきます。
- 答えの「中身」を変えるもの(考える量・モデル・Web検索)
- 答えの「出し方」を変えるもの(作業画面・時間をかけた調査)
- 会話の「残り方」を変えるもの(メモリ・残さない会話・プロジェクト)

よくある質問
Q. 「モデル」と「思考の量」は何が違うのですか?
A. モデルはAIそのものの種類、思考の量は同じAIがどれだけ時間をかけて考えるかです。ふだんはどちらも既定のままで大丈夫です。
Q. 「エージェント」とは何ですか?
A. いくつもの手順がある作業を、AIが自分で順番に進める仕組みのことです。この記事の表では「作業を任せる」にあたります。
Q. 有料にしないと使えない機能はどれですか?
A. 時間をかけた調査では、ClaudeのResearchとCopilotのResearcherが有料です(2026年10月31日時点)。ほかの機能も、プランによって使える範囲や回数が違います。
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