「参考書を読むだけだと、頭に入らない。AIに問題を出してもらえたら続けられるかも」
資格や学び直しの勉強は、一人だと「解く練習」と「分からない所を聞く相手」が足りなくなりがちです。その2つを、ChatGPTなどの生成AIに手伝ってもらえます。
先に結論です。
- 「【試験名】の練習問題を3問出して」と頼むだけで、答えを伏せた4択の問題が出ます
- 自分のノートの範囲から出したいときは、ノートを貼って「書いていないことは問題にしない」と頼みます
- 分からない所は、ChatGPTの学習モード(いまの画面の名前は「勉強する」)で、質問に答えながら教わります
- AIの問題や解説も間違えることがあります。大事な所は教科書で確かめます
2026年10月31日に、ITパスポートを例にして、ChatGPTとClaudeで試しました。

こんな場面で使えます
- 参考書を読んだあと、覚えたかどうかを問題で確かめたい
- 自分のノートやまとめた要点から、練習問題を作りたい
- 間違えた問題を、なぜ違うのかまで知りたい
- 説明を読んでも分からない所を、自分のペースで聞きたい
まず試す短い版
【 】の中だけを、自分の勉強に合わせて書き換えて使ってください。
【ITパスポート】の練習問題を【3問】出してください。
得られるもの:答えを伏せた4択の問題です。選ぶと正解かどうかと、短い説明が出ます。
自分のノートから出すなら詳しい版
次のノートの内容だけを使って、【4択】の練習問題を【3問】作ってください。ノートに書いていないことは問題にしないでください。答えたら、ほかの選択肢がなぜ違うかも短く説明してください。【ここにノートの内容を貼る】
得られるもの:自分が覚えたい範囲だけの問題です。ノートの言葉がそのまま問題になるので、ノートの見直しにもなります。
実際に試してみた
短い版:答えを伏せたクイズが出た
ChatGPTに短い版を送ると、4択の問題が1問ずつ、クイズの画面で出ました。経営の分析手法、情報セキュリティの用語、データベースの用語の3問で、どれも正解の選択肢は正しいものでした。
わざと1問を間違えると、選んだ答えが赤、正解が緑になり、それぞれに1行の説明が付きました。最後に「3問中2問正解」と、間違えた問題の解説がまとめて出ました。
Claudeに同じ文を送っても、答えを伏せた4択のクイズが出ました。短い版は試した2つのAIのどちらでも使えます。
詳しい版:ノートの言葉だけで3問
架空のノート(マルウェア、ワーム、トロイの木馬、ランサムウェア、フィッシングの5行)を貼って詳しい版を送ると、ChatGPTはノートの言葉どおりの3問を作りました。ノートにないことは出てきませんでした。
ただし、うまくいかなかった所が1つありました。わざと間違えると、説明が付いたのは選んだ答えと正解の2つだけで、選ばなかった2つの選択肢には説明がありませんでした。頼んだ「ほかの選択肢がなぜ違うか」が、全部は出なかったのです。
そこで、続けて「1問目は間違えました。4つの選択肢それぞれについて、なぜ正解か・なぜ違うかを1行ずつ説明してください」と1文だけ送ると、今度は4つの選択肢すべてに1行ずつ説明が付きました。足りない所は、続けて聞けば十分です。

分からない所は、学習モードで教わる
ChatGPTには答えをすぐに出さず、質問で確かめながら教える「学習モード」があります。2025年7月の公式の発表では、無料版を含むログイン中のユーザーが対象でした。
2026年10月31日のパソコンのブラウザーでは、入力欄の「+」のメニューにそのまま出ていませんでした。「+」を押したメニューの下の検索欄に「学」と打つと、「勉強する」が出てきます。発表のときの名前(あらゆる学びをサポート)とも違うので、見つからないときはこの方法で探してください。

「勉強する」を選んでから、次のように送りました。
【ITパスポート】の勉強をしています。【公開鍵暗号のしくみ】が分かりません。
ChatGPTは公開鍵と秘密鍵の2本の鍵を南京錠にたとえて説明し、最後に「秘密のメッセージを送りたい人は、どちらの鍵で暗号化するでしょう」と質問してきました。わざと間違えて答えると、「惜しいです。ここは逆です」と理由を説明し、覚え方を添えて次の質問を出しました。
説明を全部読むより、質問に答えるほうが、どこが分かっていないかに気づきやすくなります。言葉の意味だけを短く知りたいときは、難しい言葉をわかりやすく説明してもらう方法のほうが早いです。
うまくいかないときの直し方
| こうなったら | こう足す |
|---|---|
| 選ばなかった選択肢の説明がない | 「4つの選択肢それぞれについて、1行ずつ説明して」 |
| 問題が難しすぎる・易しすぎる | 「初心者向けに」「用語の意味を問う問題にして」 |
| 同じ分野の問題ばかり出る | 「前の問題と違う分野から出して」 |
| 間違えた所だけ練習したい | 「間違えた問題と同じ内容を、別の聞き方で出して」 |
1文足して、続けて頼み直せば十分です。うまくいった頼み方は頼み方メモに残しておくと、次から貼るだけで使えます。
気をつけること
- AIが作る問題や解説も、間違えることがあります。OpenAIも、学習モードは会話によって間違いが出る場合があるとしています。大事な所は教科書や公式のテキストで確かめます。確かめ方は生成AIの答えはどこまで信じていい?にまとめています
- 試験の日程・申し込み・出題範囲は、試験の公式サイトで確かめます
- 問題集の文章を丸ごと貼るより、自分のノートや要点から作るほうが、覚えたい所に絞った問題になります
よくある質問
Q. 無料版でも使えますか?
A. 練習問題を頼むだけなら、ふつうのチャットで頼めます。学習モードは2025年7月の発表では無料版も対象でした。いまの無料版の画面は、今回は確かめていません。
Q. 教科書のPDFから問題を作れますか?
A. PDFを読ませて、その内容から問題を作るように頼めます。PDFの読ませ方と、書いてあるページでの確かめ方はPDFをAIに読ませる方法にまとめています。
Q. どのAIを使えばいいですか?
A. 今回試したChatGPTとClaudeは、短い版でどちらも答えを伏せたクイズを出しました。いつも使っているAIで大丈夫です。学習モードはChatGPTの機能です。
勉強の「解く練習」と「分からない所を聞く」は、どちらもAIに頼めます。答え合わせの最後のよりどころは教科書と公式の情報です。
次に読む記事
この記事でできるようになったこと答えを伏せた練習問題を出してもらい、自分のノートから問題を作り、分からない所は学習モードで質問に答えながら教われる
やってみるいま勉強している試験か科目を1つ決め、短い版で練習問題を3問出してもらって解く
【ITパスポート】の練習問題を【3問】出してください。
次に「AIの問題や解説が合っているか、どう確かめる?」と思ったら
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参考
- OpenAI「ChatGPT に学習モードが登場」(2025年7月29日)https://openai.com/ja-JP/index/chatgpt-study-mode/ (2026年10月31日に確認)

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