「ComfyUIで赤い文字が出て止まった。英語ばかりで、どこを見ればいいの?」
この記事は、ComfyUIで画像を作り始めた人が、エラーが出たときに自分で原因の見当をつけて、まず何を試せばよいかが分かるようにするための早見表です。
わたしは2026年11月1日〜2日に、RTX 4070(12GB)・メモリ32GBのPCで、ComfyUI 0.30と0.43を使ってモデルやLoRA、ControlNetを数十回試しました。そのときに実際に出たエラーを中心に、出た場面と直し方をまとめています。
先に結論です。
- まず「どこで止まったか」を見ます。生成が始まる前に止まったか、生成の途中で止まったか、黒い画面(ログ)だけに出たか、ブラウザがつながらないかで、原因の範囲がしぼれます
- エラー文は全部読まなくても大丈夫です。「Value not in list」「mat1 and mat2」「out of memory」のような決まった言葉を探すと、この表で原因が分かります
- 今回いちばん多かったのは、モデルが見つからないエラーと、パソコンのメモリ(RAM)不足でした。12GBのGPUで「CUDA out of memory」は一度も出ませんでした
エラーは4つのタイミングで出る

ComfyUIのエラーは、出るタイミングで原因の種類がだいたい分かれます。
- 実行ボタンを押してすぐ、生成が始まる前に止まる:ワークフローの中身の問題。モデルが見つからない、つないでいない入力がある、など
- 生成の途中で止まり、エラーのダイアログが出る:実行してみて初めて分かる問題。モデルの組み合わせ違いや、メモリ不足など
- 画面は進むのに、黒い画面(ログ)にだけ警告が出る:止まらないので気づきにくい問題。LoRAが合っていない、など
- ブラウザがつながらない:ComfyUIそのものが動いていない
ComfyUIの公式ドキュメントでは、実行が失敗したときは、ダイアログの「Show report」を押して詳しいエラー文を読むよう案内しています。黒い画面はComfyUIを起動したときに開くウィンドウで、ComfyUIの動きが文字で記録されていきます。
エラー文の読み方

英語のエラー文も決まった形をしています。これは、わたしが実際に出したエラーです。
- Value not in list:選んだ値が選べる一覧にない(エラーの種類)
- ckpt_name:Checkpointを選ぶ欄
- 1つ目のファイル名:ワークフローで選んでいたファイル(Animagine)
- 「not in」のあとのファイル名:ComfyUIが見つけたファイル。今回は1つだけ
つまり「Animagine XL 4.0を使うつもりだったのに、このComfyUIからはAnimagineのファイルが見えていない」という意味です。エラー文の中のファイル名や欄の名前を手がかりにすると、どこを直せばよいかが分かります。
エラーの早見表
ここからは、実際に出たものを中心に、エラーごとにまとめます。見出しのキーワードで、ページ内を検索して探してください。
Value not in list(モデルが見つからない)
- 出た場面:ComfyUI 0.43を新しく入れて、別のフォルダにあるモデルを選んだワークフローを実行したとき。生成が始まる前に止まった
- 原因:ワークフローで選んでいるファイルが、このComfyUIのモデルのフォルダにない
- まず試すこと:Checkpointのノードの欄(ckpt_name)を押して、一覧にあるモデルを選び直す
- それでも直らないとき:モデルのファイルを、そのComfyUIの「models/checkpoints」に置いてから、画面でRキーを押して一覧を読み込み直す。Stability Matrixでは「Data/Models/StableDiffusion」が同じ役目のフォルダです(Stability Matrixの使い方)
ComfyUI 0.43の画面では、モデルが見つからないノードは、実行する前から赤い枠で表示されました。初めて開いたときにも出るので、ComfyUIの最初の画面の見方にまとめています。
ネットで拾ったワークフローを開いたときによく出ます。LoRAやVAEでも、欄の名前が「lora_name」「vae_name」に変わるだけで同じ意味です。LoRAの置き場所はComfyUIでLoRAを使う方法にあります。モデルの種類ごとの置き場所はComfyUIのモデルはどこに置く?が詳しいです。
mat1 and mat2 shapes cannot be multiplied(モデルの組み合わせ違い)
- 出た場面:SDXL系のCheckpoint(Animagine XL 4.0)に、SD1.5用のControlNetをつないで実行したとき。生成の途中で止まった
- 出た文:RuntimeError: mat1 and mat2 shapes cannot be multiplied (154×2048 and 768×320)
- 原因:SD1.5用とSDXL用のように、系統の違うモデルを一緒に使った
- まず試すこと:ControlNetやLoRAが、Checkpointと同じ系統(SDXL用ならSDXL用)かを、配布ページで確かめて入れ替える
- それでも直らないとき:ワークフローの中のモデルを1つずつ外して、どれで止まるかを確かめる
公式ドキュメントでも、このエラーはモデルの系統の違いが原因とされています。数字の「2048」はSDXLがプロンプトを読み取った結果の大きさ、「768」はSD1.5用のモデルが受け取れる大きさで、形が合わないので計算できずに止まります。ControlNetの選び方はControlNetの使い方2026にまとめています。
lora key not loaded(LoRAが合っていない)
- 出た場面:SD1.5用のLoRAを、SDXL系のCheckpointにつないだとき。画面にはエラーが出ず、黒い画面にこの行が288行出た
- 原因:LoRAが使っているCheckpointと違う系統のもの
- まず試すこと:LoRAの配布ページで「Base Model」(SDXL・Illustrious・Pony・SD 1.5など)を確かめ、Checkpointと合うものに替える
- それでも直らないとき:LoRAのノードを外して、LoRAなしで同じ絵が出るかを確かめる
止まらないので、「LoRAが効かない」と感じて初めて気づくことが多いエラーです。詳しくはComfyUIでLoRAを使う方法の「うまくいかなかった例」に書いています。
MemoryError(パソコンのメモリ不足)
- 出た場面:ほかのアプリを多く開いていて、パソコンのメモリ(RAM)の空きが1〜2GBしかない状態で、モデルを読み込んだときやLoRAを替えたとき。実行の途中で止まった
- 出た文:MemoryError、RuntimeError: hostbuf_file_reader_read failed、RuntimeError: HostBuffer.read_file_slice failed
- 原因:GPUのメモリ(VRAM)ではなく、パソコン本体のメモリが足りない
- まず試すこと:ブラウザのタブやほかのアプリを閉じて、もう一度実行する
- それでも直らないとき:パソコンを再起動してから、ComfyUIだけを起動して試す
今のバージョンのComfyUIは、VRAMが足りないぶんをパソコンのメモリで補いながら動きます。そのため12GBのGPUでも、わたしの計測ではVRAM不足のエラーは出ませんでした。その代わり、パソコンのメモリに余裕がないと、このエラーや極端な遅さとして表れました。メモリの目安はAIイラストに必要なPCスペックにあります。
CUDA out of memory・OutOfMemoryError(GPUのメモリ不足)
- 出た場面:わたしの計測(RTX 4070 12GB、1536×1536まで、6つのモデルで50回)では、一度も出ませんでした
- 原因:GPUのメモリ(VRAM)が足りない
- まず試すこと:画像の大きさ(幅・高さ)と、一度に作る枚数(バッチサイズ)を減らす
- それでも直らないとき:ほかのGPUを使うアプリ(ゲームや動画の書き出しなど)を閉じる。公式ドキュメントは、VRAMが少ないPC向けに起動オプション
--lowvramも案内しています
VRAMとメモリ不足の考え方は、メモリ不足で止まるときの対処で詳しく説明しています。
Windows fatal exception: access violation(ComfyUIごと落ちる)
- 出た場面:検証用に複製した古いComfyUI(0.30)で、ControlNetのモデルを読み込んだとき。ComfyUIそのものが終了した
- 原因:今回はそのComfyUIのバージョンとモデルの組み合わせで起きた。新しいComfyUI(0.43)では、同じモデルで起きなかった
- まず試すこと:ComfyUIを起動し直して、同じ操作で再び落ちるかを確かめる
- それでも直らないとき:ComfyUIを最新に更新する(Stability Matrixではパッケージの更新)
原因が1つに決まらないエラーです。わたしの場合はバージョンを上げて解決しましたが、カスタムノードが原因のこともあります。
ブラウザがつながらない(ComfyUIが止まっている)
- 出た場面:ComfyUIが途中で終了したあと、同じアドレス(127.0.0.1:8188など)を開いたとき。Chromeでは接続できないことを示すエラーのページになった
- 原因:ComfyUIの本体が動いていない
- まず試すこと:黒い画面(またはStability Matrix)でComfyUIが起動しているかを見て、止まっていれば起動し直す
- それでも直らないとき:黒い画面の最後の数行を見る。起動の途中でエラーが出ていれば、その文で探す
起動には時間がかかることがあります。わたしのPCでは、メモリの空きが少ないときに、起動し直しても数分たっても画面が開かないことがありました。
Missing Node Types(カスタムノードがない)
- 出た場面:わたしの計測では出ていません(標準のノードだけを使ったため)
- 原因:ワークフローに、入っていないカスタムノード(追加の部品)が使われている
- まず試すこと:ComfyUI Managerで、足りないノードを探して入れる
- それでも直らないとき:入れたのに赤いままなら、黒い画面に「IMPORT FAILED」などが出ていないかを見る
公式ドキュメントは、カスタムノードが原因か切り分けるには、カスタムノードを全部止めて起動する方法を案内しています。起動のときに --disable-all-custom-nodes を付けます。カスタムノードは外部のプログラムなので、入れる前に配布元を確かめてください。
最初の1枚だけ遅い
- 出た場面:ComfyUIを起動して最初の1枚、またはLoRAやモデルを替えた直後の1枚
- 時間の例:Animagine XL 4.0で、最初の1枚が約100秒、2枚目からは約10秒。LoRAを替えた直後は約70〜270秒(パソコンのメモリの空きが1〜2GBのとき)
- 原因:モデルを読み込む・LoRAを当て直す時間。エラーではない
- まず試すこと:2枚目の時間を見る。2枚目から速ければ正常
- それでも遅いとき:ほかのアプリを閉じてメモリを空ける。わたしのPCはモデルをHDDに置いていて、SSDでは試していません
エラーを聞くときは全文を写す
自分で分からないときに、AIやフォーラムで聞くなら、エラー文はできるだけ全文を写してください。「Show report」の中身や、黒い画面の最後の数十行です。そこに、どのノードの、どの欄で止まったかが書かれています。
写すときは、ファイルのフォルダ名にユーザー名が入っていることがあるので、そこだけ消してから貼ると安心です。
まとめ
ComfyUIのエラーはまずどこで止まったか(生成の前・生成の途中・黒い画面だけ・ブラウザ)を見て、次にエラー文の決まった言葉を探すと、原因の見当がつきます。わたしが実際に出したエラーは、モデルが見つからない・組み合わせが違う・パソコンのメモリが足りない、の3つでほとんどでした。
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- LoRAを正しく使うComfyUIでLoRAを使う方法
- ControlNetの選び方ControlNetの使い方2026
ローカルの画像生成の記事は、AI画像生成ガイドに、つまずく順にまとめています。
参考
どれも2026年11月2日に確認しました。
- ComfyUI公式ドキュメントのトラブルシューティング:Show report、起動オプション
- ComfyUI公式ドキュメントのモデルの問題:Value not in list、系統の違うモデルのエラー
- ComfyUI公式ドキュメントのカスタムノードの問題:カスタムノードを止めて切り分ける
- 実測:RTX 4070(12GB)・メモリ32GBのPC、ComfyUI 0.30.0と0.43.0

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