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AIチェッカーは信じていい?2019年に書いた自分の文章を4つで判定したら、結果がバラバラだった

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AIチェッカーは信じていい?自分の文章で試した。人なのにAI判定、AIなのに人判定。2019年に書いた文章を4つのツールで判定した結果

「自分で書いたのに、AIチェッカーで『AIっぽい』と出たらどうしよう」

AIチェッカー(AI判定ツール)は、文章がAIで書かれたものかを判定してくれるツールです。レポートや提出物を出す前に、気になって調べた人も多いと思います。

でも、その判定はどこまで信じていいのでしょうか。

そこで、ChatGPTが公開される前の2019〜2021年に、わたしがこのブログに書いた文章を、4つのAIチェッカーに入れてみました。比べるために、ChatGPT・Gemini・Claudeに書かせた文章も入れています。

先に結果です。

  • 同じ文章でも、ツールによって判定が逆になりました
  • 2020年に自分で書いた文章が「AIの可能性が高い」と出たツールが2つありました
  • 逆に、Claudeが書いた文章を「人が書いた」と判定したツールもありました
  • 提供元も「判定は目安」と書いています。AIと出ても、それだけでAIで書いた証拠にはなりません
4つのAIチェッカーの判定。ユーザーローカルは2020年の自分の文章をAI、Claudeの文章を人と判定。ChatGPTのAI検出ツールは2020年の文章だけ「AIの特徴が一部ある」。GPTZeroは試した4つとも書いた人と合う。solvelyは6つすべてをAIと判定
目次

試した文章とツール

試したのは2026年11月3日です。それぞれのツールに、6つの文章を1回ずつ入れました。

人が書いた文章(3つ)は、どれもChatGPTの公開(2022年11月)より前に、わたしが書いて最後に直した記事から取りました。

  • 横浜の夜景を見に行った記事の一部(2019年、482字)
  • グラフの使い分けを解説した記事の一部(2020年、1,018字)
  • iPhoneを機種変更した記事の一部(2021年、2,723字)

AIが書いた文章(3つ)は、ChatGPT・Gemini・Claudeに、同じ頼み方を1回ずつ送って作りました。どれも1,000〜1,200字ほどです。

グラフの使い分けと、効果的な見せ方のコツについて、ブログ記事の本文を1000字くらいで書いてください。

試したツールは次の4つです。

  • ユーザーローカルの「生成AIチェッカー」(無料・日本語対応。ログインせずに使えました)
  • ChatGPTの「AI検出ツール」(ChatGPTの中の機能。わたしはPlusプランで使用)
  • GPTZero(海外のツール。ログインなしで使用)
  • solvely.ai の「AIチェッカー」(日本語対応をうたうツール。ログインなしで使用)

なお、ツールの調査と、文章を入れて結果を記録する作業には、AI(Claude Code)を使いました。自分の文章を外部のツールに入れることと、この結果を記事にすることは、わたしが決めました。

結果:同じ文章でも判定が逆になった

いちばん分かりやすかったのは、2020年にわたしが書いたグラフの記事です。

ユーザーローカルの生成AIチェッカーでは「AIによって生成されたテキストである可能性が高いです」と出ました。

ユーザーローカルの生成AIチェッカーの結果。2020年に自分で書いたグラフの記事が「AIによって生成されたテキストである可能性が高いです」と判定され、冒頭の3文に色が付いている

ところが、同じ文章をGPTZeroに入れると「Human 100%」。真逆です。

反対に、Claudeが書いた文章は、ユーザーローカルでは「人によって書かれたテキストである可能性が高いです」と出ました。AIの文章を見逃した形です。

ユーザーローカルの生成AIチェッカーの結果。Claudeが書いた文章が「人によって書かれたテキストである可能性が高いです」と判定されている

ツールごとの結果は次のとおりです。

ユーザーローカルの生成AIチェッカー

6つ中、書いた人と合ったのは3つでした。2020年の自分の文章をAI、Claudeの文章を人と判定。Geminiの文章はAIらしさ50%で、判定の見出しが出ませんでした。

ChatGPTのAI検出ツール

%は出さず、理由を文章で説明する形でした。6つ中5つは書いた人と合う向きで、2020年の自分の文章だけ「AI生成に見える特徴は一部あります」でした。

6回とも、「文章だけでは、AIが書いたかどうかは断定できない」という趣旨の一文が付いていました。

ChatGPTのAI検出ツールの結果。2020年に自分で書いた文章について「AI生成に見える特徴は一部あります。ただし、文章だけでAIが書いたかどうかは判断できません」と答え、気になる箇所を表で挙げている

GPTZero

試した4つは、すべて書いた人と合いました。ただし、GPTZeroは日本語に対応していません(選べる言語は英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・ポルトガル語)。

1,000字を超える日本語でも「This text is under 100 words(100語未満なので精度が下がるかも)」と出ました。単語を空白で数えるので、空白のない日本語は少なく数えられるようです。

GPTZeroの結果。「This text is under 100 words」の注意が出たうえで、「Human 100%」と判定されている

ログインなしでは4回目のあとに登録を求められたので、GeminiとClaudeの文章は試していません。

solvely.ai

6つすべてを「AI生成の可能性:高」と判定しました。人の文章が70〜78%、AIの文章が78〜84%で、ほとんど差がありません。2019年の自分の文章と、Claudeの文章は同じ78%でした。

solvelyの結果。2019年に自分で書いた文章に「まだ提出しないでください」「この下書きはAI生成と判定される可能性が高いです」と警告が出て、「確認してAIを除去」というボタンが付いている

判定のたびに「まだ提出しないでください」という警告が出て、文章を書き換える機能(AIらしさを除去)のボタンが表示されました。2019年に自分で書いた文章でも、です。そのボタンは押していません。

なぜ判定が食い違うのか

はっきりした理由は分かりません。ただ、試していて見えてきたことは3つあります。

教科書のような文章は、人が書いてもAIっぽく見られる

AIと判定されやすかったのは、2020年のグラフの記事でした。グラフの種類ごとに使い方を並べて解説した、教科書のような文章です。

ChatGPTの検出ツールはその理由に「同じ文型が続く」「汎用的な導入」を挙げたうえで、「人が研修資料や読書メモを記事にまとめた場合にも現れます」と書いていました。

一方、夜景やiPhoneの記事は、その場の感想や迷い、口ぐせ(「ってことで」や「^^;」)が多い文章です。こちらは3つのツールで人と判定されました。

短い文章・日本語以外のツールは、そもそも苦手

ユーザーローカルは「500文字以上の入力で精度が上がる傾向」、GPTZeroは「100語未満は精度が下がる」と、自分で注意を出しています。

日本語に対応していないツールに日本語を入れても、結果の意味はよく分かりません。今回GPTZeroで書いた人と合ったのは、たまたまかもしれません。

ツールごとに作り方も基準も違う

ユーザーローカルは「生成AI特有の言い回し・語彙の偏り」で判定すると説明しています。ChatGPTの検出ツールは、文章を読んで特徴を説明する形でした。何%からAIとするかの基準は、どのツールも書いていません(ユーザーローカルでは、20%でもAIの判定が出ました)。

提供元も「断定できない」と言っている

判定ツールの提供元や研究者も、結果を信じきらないように書いています。

  • OpenAIは2023年1月に公開したAI判定ツールを、同年7月に「精度が低い」として取り下げています。英語の文章で、AIの文を正しく見抜けたのは26%、人の文を誤ってAIとしたのは9%でした
  • ユーザーローカルは「人間による文章であるかどうかを完全に断言することが難しく」「結果は目安として参考にとどめてください」と書いています。物語・日記・会話文は対象外です
  • solvely.aiも、よくある質問で、人の文章がAIと判定されることも、AIの文章が人として通ることもあると認めています
  • 英語の研究ですが、英語を母語としない人の作文が、AIの文と誤って判定されやすいという報告もあります

今回の結果も、この説明のとおりでした。

「AIっぽい」と出たら、どうする?

まず、数字だけで落ち込まないでください。今回のように、自分で書いた文章でもAIと出ることがあります。

そのうえで、文部科学省のガイドラインの考え方が参考になります。学校の課題では、AIを使ったことを書かせる、書いた過程や本人の理解を確かめる、といった方法を挙げています(判定ツールについては書かれていません)。

AIっぽいと出たらどうするか。AIを使ったなら、使ったことを書く(ツール名・頼み方・日付)。使っていないなら、書いた過程を残しておく(下書き・メモ・編集の履歴)。どちらでも、学校・会社のルールを先に確かめる

AIを使っていないなら:書いた過程を残しておく

下書き、メモ、調べたときの資料を消さずに置いておきます。Googleドキュメントなどには、前の状態を見られる編集の履歴もあります。書いた過程を見せられれば、自分で書いたことを説明しやすくなります。

AIを使ったなら:使ったことを書く

使ったツールの名前、頼み方、使った日付を書き添えます。文部科学省のガイドラインも、生成AIを使ったときは、ツールの名称・入力したプロンプト・出力・日付などを明記させる方法を挙げています。

どちらの場合も:先にルールを確かめる

学校や会社によって、AIを使っていい範囲は違います。提出の前に、ルールを確かめておくのがいちばん確実です。

「AIらしさを除去」する書き換えはおすすめしない

判定を下げるために文章を書き換えるサービスもあります。でも、今回のように判定そのものが不確かです。書き換えた文章はもう自分の言葉ではなくなりますし、学校や会社のルールに反することもあります。この記事ではおすすめしません。

よくある質問

無料のAIチェッカーはありますか?

あります。今回試したユーザーローカルの生成AIチェッカーは無料で、ログインせずに使えました。1万字を超える文章は先頭の1万字で判定されます(2026年11月3日に確認)。ただし、結果は目安として見てください。

AIチェッカーの精度はどのくらいですか?

今回の6つの文章では、書いた人と合ったのは、ツールによって6つ中3〜5つでした(GPTZeroは試せた4つ中4つ)。1回ずつ試しただけなので、精度の数字としては使えません。提供元の説明も「目安」です。

何文字くらいあれば判定できますか?

ユーザーローカルは500文字以上で精度が上がる傾向があると説明しています。短い文章ほど、判定はぶれやすいと考えてください。

AIで書いた文章は、AIチェッカーで必ずバレますか?

必ずではありません。今回も、Claudeが書いた文章を「人が書いた」と判定したツールがありました。判定を気にするより、使ったなら使ったと書くほうが確実です。

次に読む記事

この記事でできるようになったことAIチェッカーの結果をどこまで信じていいか分かり、AIと出たときにすることが決まる

やってみる提出する文章の下書きと、書いた過程が残っているかを確かめる

次に「AIの答えの出典はどう確かめる?」と思ったら

出典を確かめるWeb検索つきAIのリンクの見方

ほかの疑問なら

難しかった・違う悩みだった人は、START HERE の「困ったときは」から選べます。


参考(2026年11月3日に確認)

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