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Museに覚えさせて、忘れさせてみた|記憶機能の使い方と、忘れる前の注意

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「Museに何かを覚えてもらうと、どこまで残るの?忘れてほしいときは、本当に消せるの?」

結論から書きます。2026年11月5日に、検証用のメモを1件だけ覚えさせて試したところ、Museは別のチャットでもそのメモを思い出しました。「忘れて」と頼むと、消す前に確認の画面が出ました。その画面には、メモのほかに、メールやカレンダーから学習した興味・関心もリセットされ、元に戻せないという説明がありました。Metaの公式ヘルプにはこの記載が見つからず、食い違いの理由は分かりません。忘れさせる前に、この確認画面を読むことが大切です。

Museの記事を目的別に選べる一覧は、Museの使い方まとめにあります。

4つの実験で起きたことの流れ。覚えさせる、別のチャットで聞く、忘れてと頼む(確認画面)、1行だけ消すを選ぶ、もう一度聞くと覚えていませんと答えた
目次

検証した条件

検証した条件。パソコンのChromeとMuse無料プラン、検証用の無害なメモ1件、新しいサイドチャットで確認、メモリー画面は試していない、各1回

公式の説明

Metaの発表とヘルプ(2026年11月5日に確認)には、記憶と削除について次のように書かれています。

Metaの公式ヘルプと今回の確認画面の比較。フィードの興味・関心のリセットや1行だけ消す選択肢は、公式に記載がなかった

公式の説明では、「忘れる」は特定の内容だけを探して消す機能で、全体のリセットとは別です。確認した公式ページに、フィードの学習のリセットや、「長期メモの1行を編集して消す」という操作についての記載は見つかりませんでした。

この記事の実験は、「忘れる」を中心に確かめたものです。公式の説明とは食い違う点があったため、実験の結果は「2026年11月5日の検証環境で確認した結果」として読んでください。

実験1: 覚えさせる

記事の検証用に、次のメモを覚えてください。「【覚えさせたい言葉】」。これは検証用のメモで、個人情報ではありません。覚えたら、覚えたことを一行で答えてください。

約1分で、「覚えました」と返ってきました。作業履歴には「合言葉をメモに追記して覚えました」と出ています。

Museの答え。「覚えました、記事テスト用の合言葉は青いペンギンです」
2026年11月5日。検証用のメモ

実験2: 別のチャットで思い出させる

新しいサイドチャットを開いて、答えを伝えずに聞きました。

さっき別のチャットで覚えてもらった「【メモの名前】」は何でしたか?覚えていなければ、覚えていないと答えてください。

約40秒で、「覚えていますよ。記事テスト用の合言葉は『青いペンギン』です」と答えました。

別のチャットでのMuseの答え。「覚えていますよ。記事テスト用の合言葉は青いペンギンです」
2026年11月5日。別のチャットでの質問

1点、不思議なことがありました。このとき、作業履歴には「Searched memory; passphrase was not found(メモリーを検索したが、合言葉は見つからなかった)」と出ていました。それでも答えは合っていました。履歴の文言と答えが食い違った理由は分かりません。

実験3: 忘れさせる

検証用に覚えてもらった「【メモの名前】」のメモを、忘れてください。ほかのメモやチャットは消さないでください。忘れたら、何を忘れたかを一行で答えてください。

すぐに、「確認を始めました。削除する前に一度ご確認いただきます」と返ってきました。約3分後に、確認の画面が出ました。

Museの確認画面。消すものは検証用メモ1件、取り消しできないこととして、フィードの興味・関心もリセットされることを説明している
2026年11月5日。「はい」は押していない

画面には、次のことが書かれていました。

消す前の確認画面に書かれていたこと。消すものは検証用メモ1件、取り消せないことはメモの復元不可とフィード学習のリセット、消せないものはログやバックアップ

「ほかのメモやチャットは消さないで」と頼んだのに、フィードの学習もリセットされる、という説明でした。そこで「はい」は押さずに、次のように返しました。

待ってください。メールやカレンダーから学習した興味・関心のリセットは、しないでください。取り消せない操作は進めません。検証用メモ1件だけを消す方法はありますか?

Museは「止めました」と答え、次の2つの選択肢を示しました。下の図の左側はMuseの説明で、公式ヘルプには記載が見つからず、公式の仕様か画面での判断かは確かめられていません。

忘れての2つの選択肢の比較。公式の忘れるは1件だけ切り離せずフィードもリセットされる。1行だけ消すはメモ1行だけが消えるが完全な忘却は保証されない
Museの2つ目の答え。公式の忘却では1件だけを切り離せないこと、長期メモの1行だけを消す方法があること、完全な忘却は保証できないことと、2つの選択肢のボタン
2026年11月5日。選択肢は「1行だけ消す」と「今は消さない」

メモは、検証用の1件だけです。そこで「長期メモの1行だけを編集して消してください。完全な忘却ではないことは理解しています」の方を選びました。約1分で、「メモ1行を削除しました。フィードのリセットや公式の忘却はしておらず、ほかのメモはそのまま残しています」と返ってきました。

もう1点、気になることがありました。作業履歴には、確認の画面が出るより前の時刻に「Removed passphrase memo from MEMORY.md(メモを削除した)」と出ていました。確認を求める前に消えていたのか、履歴の文言の問題なのかは、確かめていません。

実験4: 忘れたあとに聞く

新しいサイドチャットで、もう一度聞きました。

「【メモの名前】」は何でしたか?覚えていなければ、覚えていないと答えてください。

約30秒で、「覚えていません」と答えました。作業履歴には、メモリーを検索して合言葉は見つからなかったと出ています。

メモを消したあとのMuseの答え。「覚えていません」
2026年11月5日。メモを消したあとの質問

記憶機能を使うときの注意

実験から、次のように考えています。

記憶機能を使うときの5つの注意。消えても困らない内容だけ、確認画面は最後まで読む、1件だけ消したいときは聞く、完全に忘れたとは言えない、無害なメモで検証

向いている人・向いていない人

向いている人と向いていない人の比較図。覚えさせる内容を選べて確認画面を読める人は向いている。家族や仕事の情報を確実に消せると考える人は向いていない

次に読む記事

FAQ

Museは別のチャットの内容も覚えていますか。

今回の実験では、あるチャットで覚えさせたメモを、別のチャットで思い出しました。どこまで覚えているかは、確かめていません。

「忘れて」と頼むと、何が消えますか。

今回の検証環境では、消す前の確認画面に、消すもの、取り消せないこと、消せないものが書かれていました。取り消せないこととして、メールやカレンダーから学習した興味・関心のリセットも表示されました。公式ヘルプにはこの記載がありません。実行する前に、画面を読んでください。

消したメモは元に戻せますか。

Museの説明では、アクティブなメモからは元に戻せません。バックアップなどに記録が残ることはあります。

参考

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