「スマホがない!どこかに落とした?」
血の気が引きますよね。でも、焦って動くより、順番に進めたほうが守れます。いま手元にスマホがないなら、次の順に進めてください。
最初の5分でやること
- □ 1. 家族のスマホやパソコンなど、別の端末から探す。近くにありそうなら、音を鳴らす
- □ 2. 見つからなければ、紛失としてマークして、ロックする(消去ではありません)
- □ 3. 携帯電話会社に連絡して、回線を止めてもらう
そのあと、今日のうちにやること
- □ 4. 警察に遺失届を出す
- □ 5. メールやSNS、お金に関わるアカウントを守る(パスワード・2段階認証・決済)
どの手順も、画面の名前は機種やOSで変わります。この記事は、AppleとGoogleの公式ヘルプをもとにしています。
ひとつ大事な前提があります。スマホをなくす前に「探す」の機能がオンになっていないと、探すことも、遠くからロックや消去をすることもできません(Apple)。位置も、いつも分かるとは限りません。探せなくても、4〜6はできます。
2026年11月7日に、Apple・Googleの公式ヘルプなどで確かめました。

探せる条件|まず、これを確かめる

スマホを探すには、いくつかの条件があります。
iPhone
- 電源が入っていて、Wi-Fiかモバイルデータにつながっているときに、オンラインで紛失モードにできます
- なくす前に「探す」をオンにしていないと、icloud.com/findに表示されず、紛失としてマークも、遠くからの消去もできません(Apple)
Android
- 電源が入っている
- モバイルデータかWi-Fiにつながっている
- Googleアカウントにログインしている
- 「Find Hub」がオンになっている(Googleアカウントを追加してあれば、ふつうは自動でオンです)
- Google Playに表示されている(Google)
条件に合わなくても、あきらめなくて大丈夫です。「回線を止める」「警察に届ける」「アカウントを守る」は、探せなくてもできます。
1. 別の端末で、スマホを探す

探すときは、別の端末を使います。家族のスマホやパソコンでも探せます。
iPhoneの場合
- Apple Accountでログインしている、別のAppleの端末で「探す」アプリを開く
- 別の端末がなければ、パソコンのブラウザでicloud.com/findにログインする
- ファミリー共有に入っていれば、家族のiPhoneの「探す」にも、あなたの端末が表示されることがあります(Apple)
icloud.com/findにログインするとき、認証コードの入力を求められたら、代わりに「デバイスを探す」を選びます。信頼できる端末をなくしていても、紛失としてマークできるようにするためです(Apple)。
Androidの場合
- 別のAndroid端末でFind Hubのアプリを開く。または、ブラウザでFind Hubを開く
- 自分のアカウントで続ける(友だちの端末なら「ゲスト」でログインする)
- 一覧から、なくしたスマホを選ぶ。地図に今の位置が出る
位置は、GPS・Wi-Fi・基地局から推定されます。基地局からの推定は、最大で数千メートルずれることがあります(Google)。現在地が分からないときも、最後に確認された位置が出ることがあります。
位置が分かっても、自分で取り返しに行くのはやめてください。知らない場所や、相手がいそうな場所は危険です。場所を伝えて、警察に相談します。
2. 音を鳴らす・ロックする

近くにありそうなときは、音を鳴らします。Androidは、最大音量で5分間鳴ります。マナーモードでも鳴ります(Google)。
見つからないときは、「紛失としてマーク」します。
- iPhone: 紛失モードにすると、パスコードでロックされ、Apple Payのカードやパスは使えなくなります。電話番号やメッセージを画面に出して、見つけた人に連絡してもらうこともできます(Apple)
- Android: PIN・パターン・パスワードでロックされ、画面に連絡先やメッセージを出せます(Google)
操作は、別の端末の「探す」(Androidは「Find Hub」)で、なくしたスマホを選んで行います。iPhoneは「詳細」から「紛失モード」をオンにします(Apple)。
ロックと消去は、別のことです。
- ロック(紛失としてマーク): 中を見られないようにします。見つかれば、使えるようになります
- 消去: スマホの中のデータをすべて消します。元に戻せません。Androidは、消すとFind Hubで探せなくなります(Google)
まずはロックです。消去は、あとの「データを消去する」で考えます。
3. 携帯電話会社に連絡して、回線を止める
スマホの中の情報とは別に、電話番号(回線)を勝手に使われる心配があります。携帯電話会社に連絡して、利用の停止を頼みます。Appleの案内も同じで、紛失を通信事業者に届けて、アカウントの使用停止の手続きをするよう書かれています。
連絡先は会社ごとに違います。契約している会社の公式サイトで確かめてください(この記事では電話番号を載せていません)。携帯電話会社は、停止の手続きにIMEI(端末の識別番号)を使うことがあります。AndroidのIMEIは、設定かFind Hubで確かめられます(Google)。
4. 見つからないとき|警察に届ける・消去する
警察に届ける
警察に、遺失届を出します。落とした場所や日時を伝えます。iPhoneの場合は、シリアル番号を聞かれることがあります。スマホが手元になくても、シリアル番号は調べられます(Apple)。
データを消去する(最後の手段)

遠くからデータを消去することもできます。ただし、急ぐ必要はありません。ロックしてあれば、中は見られにくくなっています。回線の停止、警察への届け出、アカウントの保護を先に済ませて、見つかりそうにないときに考えます。次の点に気をつけます。
- 消去は元に戻せません。ほかの方法をすべて試してから行います(Apple)
- iPhone: 消去したあとでも、「探す」のリストから削除しない。削除すると、アクティベーションロックが外れ、拾った人が使えるようになりやすくなります(Apple)
- iPhone: 電源が切れていると、次にオンラインになったときに消去が始まります
- Android: 消去すると、Find Hubで追跡できなくなります。SDカードのデータは消えないことがあります(Google)
AppleCare+の「盗難・紛失プラン」に入っているときは、補償の申請が承認されるまで、「探す」やApple Accountから削除しないでください(Apple)。
5. 大事なアカウントと、お金を守る
スマホには、メールやSNS、お金のアプリが入っています。スマホをなくしたあとは、拾った人に使われないように守ります。
- お金: iPhoneの紛失モードでは、Apple Payのカードやパスが使えなくなります(Apple)。そのほかの決済アプリ・電子マネー・クレジットカードは、アプリの会社やカード会社に連絡して、止められるか確かめます。身に覚えのない請求があれば、カード会社に連絡します
- メール、GoogleやAppleのアカウント、お金のアカウントのパスワードを変える
- 2段階認証のコードが、なくしたスマホに届く設定になっているときは、予備の方法(バックアップコード、別の端末など)を使います(Google)。くわしくは二段階認証とは?設定方法と認証アプリ・SMSの違い、注意点を解説
- パスワードを変える順番は、パスワードの使い回しは危険?今すぐ見直したいアカウントと安全な管理方法にまとめています
やってはいけないこと

- 「スマホが見つかりました」という連絡のリンクを押す。Appleは、iPhoneが見つかったと連絡することはない、としています。知らない相手の連絡は、AndroidでもiPhoneでも信じません
- 取り返しに、知らない場所へ行く
- パスコード、パスワード、認証コードを、誰かに聞かれても教える
- iPhoneを、すぐに「探す」から削除する
- 消去を急ぐ(最後の手段です)
なくす前の備え

- 「探す」(iPhone)・Find Hub(Android)をオンにしておく
- 画面ロックをかける
- 写真やデータをバックアップする
手順は個人情報を守る7つの対策|今日15分、スマホでできる設定を手順つきでにまとめています。全体の確認表はスマホ・パソコンのセキュリティ対策|最初に確認する10項目と、困ったときの入口です。物をなくさないための方法は、AirTagのレビューにあります。
よくある質問
- スマホの電源が切れていたら、探せませんか?
-
電源が切れていると、位置は出ません。位置を出すには、電源とネットへの接続が必要です。iPhoneは、電源が切れていても、次にオンラインになったときに、消去などの操作が実行されます(Apple)。
- なくしたあとに、「探す」をオンにできますか?
-
できません。なくす前にオンにしていないと、iPhoneはicloud.com/findに表示されず、紛失としてマークも、遠くからの消去もできません(Apple)。無事なうちに、オンにしておきます。
- 「スマホが見つかりました」という連絡が来ました。信じていいですか?
-
リンクは押さないでください。Appleは、iPhoneが見つかったと連絡することはない、としています。本当に拾った人かどうか、メールやSMSでは分かりません。パスコードや認証コードを聞かれても、教えません。警察に届けてあれば、警察からの連絡を待ちます。
- 家族のスマホで探しても大丈夫ですか?
-
はい。AndroidはFind Hubで「ゲスト」としてログインできます。iPhoneは、ファミリー共有に入っていれば、家族の端末の「探す」にも、あなたのiPhoneが出ることがあります。
- すぐに消去したほうがいいですか?
-
急がず、探す・ロックを先に行います。消去は元に戻せません。回線の停止や警察への届け出を済ませて、見つかりそうにないときに考えます。iPhoneは、消去したあとも「探す」からは削除しません。
まず、別の端末で探す。それから、ロックと回線の停止。この順番を覚えておけば十分です。
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参考
- Apple サポート「紛失したiPhoneやiPadを見つける方法」(公開日:2026年9月22日。2026年11月7日に確認)
- Android ヘルプ「紛失した Android デバイスの位置の特定、保護、データ消去を行う」(更新日の記載なし。2026年11月7日に確認)
- 警察庁「サイバー事案の相談窓口」(2026年11月7日に確認)
