「友だちから『変なメッセージが来た』と言われた。自分のLINEが乗っ取られたのかも」
そう気づいたときは、焦ってしまいますよね。LINEの乗っ取りは、手順を順番に進めれば止められることが多い被害です。先に、いま確認したいことと、やることをまとめます。
- まず、自分のLINEにログインできるかを確かめます。ログインできるか、できないかで、やることが分かれます
- ログインできるときは、ログイン中の端末を確認して見覚えのない端末をログアウトし、パスワードを変えます(LINE公式)
- ログインできないときは、LINEの問題報告フォームに連絡します。ログインしていなくても進める選択肢があります
- 友だちには、LINEの外(電話など)で知らせます。乗っ取られたLINEで知らせても、犯人に読まれることがあります
- 認証番号は誰にも教えません。 LINEは、登録情報と組み合わせて認証番号を聞き出す行為は「すべて詐欺」としています
- お金やギフトカードの番号を送ってしまったときは、LINEのほかに、送金したサービスと警察にも連絡します
2026年11月7日に、LINE公式ガイド・LINE公式ブログ・警察・IPAの情報で確かめました。LINEの画面の名前は変わることがあるので、手順はLINEアプリの表示に合わせて読み替えてください。
乗っ取りのサイン|どれに当てはまるか

次のどれかに当てはまるときは、すぐ確認します。
- 友だちから「変なメッセージが来たよ」「お金を頼まれた」と言われた
- 自分では送っていないトークが、送信済みに残っている
- 「LINE」の公式アカウントから、身に覚えのないログイン通知が来た
- 急に「ログアウトされました」と表示され、ログインできない
- 「認証番号」が、自分で何もしていないのに届いた
LINEは、いまログインしていない端末からログインがあると、スマホに通知します。LINE公式アカウントのトークに届くので、見覚えのない内容がないか確かめます(LINE公式ガイド)。
サインがなくても、不安なときは、次の「ログインできる場合」の確認をしておいて損はありません。
まず、ログインできるかを確かめる

LINEのアプリを開いて、トークの一覧が見られるかを確認します。
- 見られる → 次の「ログインできる場合」へ
- ログアウトされていて入れない、パスワードが違うと言われる → 「ログインできない場合」の手順へ
ログインできないときは、犯人にパスワードを変えられている場合があります。この場合は、自分の操作では取り戻せないので、LINEに連絡します。
ログインできる場合

ここは、iPhoneもAndroidも、LINEアプリの中で同じ流れです。順番に進めます。
1. ログイン中の端末を確認して、見覚えのない端末を外す
- LINEを開き、「ホーム」の歯車アイコンから「設定」を開く
- 「アカウント」→「ログイン中の端末」をタップする
- 一覧に出る端末名とログインしてからの時間を見て、見覚えのない端末の「ログアウト」をタップする
見覚えのある端末(自分のパソコンやiPadなど)まで外す必要はありません。迷うときは、「すべてのサービスからログアウト」で、関連サービスの端末をまとめて外す方法もあります。そのぶん自分のパソコンなどにも再ログインが要るので、実行前に影響を確認します(LINE公式ヘルプ)。
この画面は、メイン端末(主にスマホ)で使えます。
2. パスワードを変える
- 「設定」→「アカウント」→「パスワード」をタップする
- 新しいパスワードを入れて「変更」をタップする
公式ガイドでは、大文字・小文字・数字・記号のうち3種類以上を組み合わせ、8文字以上にする条件が示されています。ほかのサービスと同じパスワードは使いません。使い回しの見直しはパスワードの使い回しは危険?今すぐ見直したいアカウントと安全な管理方法にまとめています。
パスワードを変えたら、ここまでに外した端末は、新しいパスワードがないとログインできません。
3. 他の端末からのログインを止める
パソコンやタブレットでLINEを使っていないなら、「設定」→「アカウント」→「ログイン許可」をオフにします。LINE公式ガイドは、この設定は初期状態でオンで、オフにすると乗っ取り対策に効果があるとしています。
パソコン版LINEを使うときは、オンに戻します。オン・オフは、あとから切り替えられます。
4. 友だちに知らせて、しばらく様子を見る
乗っ取りに気づくまでに、友だちへ変なメッセージが送られていることがあります。次の章を参考に、LINEの外で知らせます。
ここまでで「ログイン中の端末に自分のもの以外がなくなり、パスワードも新しくなった」状態なら、第三者がそのまま使い続けるのは難しくなります。それでもLINEから不審な通知が届き続けるときは、次の章の問題報告フォームに連絡します。
ログインできない場合

ログインできないときは、パスワードの変更やログアウトの操作ができません。LINEに連絡して、状況を伝えます。
1. LINEの問題報告フォームから連絡する
LINE公式ブログは、認証番号を教えてLINEが使えなくなったときは、問題報告フォームから問い合わせるよう案内しています。
フォームのリンクを開くとLINEのログイン画面が出ます。ここで、ログインの下にある「ログインせずにつづける」を選ぶと、ログインしなくても進めます(2026年11月7日に画面で確認)。表示は変わるため、見当たらないときはLINEのヘルプセンターで探してください。
フォームでは、状況を具体的に書きます。
- いつ気づいたか(日時)
- 友だちから何と言われたか、どんなメッセージが送られたか
- ログインできなくなったこと、パスワードを変えられた可能性
登録していた電話番号とメールアドレスは、手元に出しておくとスムーズです。
注意: LINEを名乗るメールやメッセージのリンクから、問い合わせに進まないでください。 偽の窓口に誘導する詐欺があります。公式ガイドやアプリの「ヘルプ」、上のフォームのリンクから進みます。
2. 友だちに、LINEの外で知らせる
ログインできないときこそ、友だちに知らせたいものです。次の章のとおり、電話などで伝えます。
3. お金・番号を送ってしまったときは、警察にも
金銭の被害があるときは、LINEのほかに警察へ相談します。被害届は最寄りの警察署に連絡します。技術的な相談の窓口は、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口と、IPAの情報セキュリティ安心相談窓口(03-5978-7509、平日10:00〜17:00)です。IPAの窓口の電話相談は1回30分以内で、無料ですが通話料は自己負担です(IPA)。
友だちには、LINEの外で知らせる


乗っ取られたアカウントからは、友だちに次のようなメッセージが送られがちです。
- 「いま手が離せないので、代わりにコンビニでギフトカードを買って」
- 「PayPayで送金してほしい」
- 「電話番号と認証番号を教えて」
こうした依頼を受けた友だちが被害に遭わないよう、電話や対面など、LINE以外の方法で本人(あなた)に確認してもらうようにお願いします。LINEは、突然の送金依頼があったときは、対面やビデオ通話などテキストメッセージ以外の方法で必ず本人に確認するよう呼びかけています。
知らせる内容は短くて十分です。
LINEが乗っ取られた可能性があります。私のLINEから届いた、お金やギフトカード、認証番号の依頼には応じないでください。
知らせるときは、乗っ取られたLINEを使いません。犯人にも読まれることがあるためです。
お金・番号を送ってしまった

- ギフトカード・プリペイドカードの番号を送った: まだ使われていないかもしれないので、発行元(購入した店やサービス)にすぐ連絡します。広島県警察は、プリペイドカードを買ってしまった場合は最寄りの警察署に相談するよう案内しています
- 送金してしまった: 送金したサービス(銀行・PayPayなど)の問い合わせ窓口に、急ぎで連絡します。あわせて警察にも相談します
- 認証番号を教えてしまった: LINEの問題報告フォームに連絡します。犯人が、あなたの電話番号で新しいアカウントを作ることがあり、取り戻せなくなる場合があります(LINE公式ブログ)
返金できるかどうかは、状況やサービスによって異なります。早く連絡するほど選べる手が増えます。
手口と、やってはいけないこと


2026年6月には、LINEが次の手口について注意喚起しています(ITmedia NEWSの報道。LINEの公式Xでの注意喚起は6月18日)。
- SNSで「コンテストのアンバサダー候補になった」などと言って投票を頼み、偽のLINEログイン画面に誘導する
- 入力された電話番号やパスワードを悪用して、アカウントを乗っ取る
- 乗っ取ったあと、画面に「ログアウトされました」と出して、「アンインストールして再インストールして」と指示したり、削除ボタンをタップさせたりする。削除すると、端末のLINEのデータが消える
- 乗っ取ったアカウントで、家族や知人になりすまし、PayPayでの送金を求める
古くからの手口も、今も続いています。友だちを装って「LINEの確認メッセージの認証を頼む」と言い、SMSで届く4桁の認証番号を送らせて、あなたの電話番号で新しいアカウントを作る手口です(LINE公式ブログ)。
この手口を踏まえた、やってはいけないことです。
- 認証番号を人に教えない。家族や親しい友人でも、他人が認証番号を必要とする場面はありません(LINE公式ブログ)
- 再ログインの画面が出たら、削除をタップせず、再ログインを選ぶ。LINEは、再ログイン画面では削除をタップしないよう呼びかけています
- 投票の依頼や見覚えのないURLから開いたLINEのログイン画面には、電話番号やパスワードを入力しない
- 乗っ取られたLINEで、友だちに知らせない
偽のログイン画面に入力してしまったときの順番は、入力してしまったときの対処にまとめています。
再発を防ぐ

乗っ取りの元になりやすいのは、偽サイトへの入力と、パスワードの使い回しです。
- パスワードを長く、別々にする: LINEのパスワードを、ほかのサービスと同じにしない
- ログイン許可: パソコン版などを使わないなら、オフのまま
- 認証番号: 引き継ぎ(機種変更)やメールアドレス・電話番号を変えるとき以外、自分の操作の外で使わない
- ログイン通知: LINE公式アカウントからの通知は、読んで確かめる
ほかのサービスの乗っ取り対策にも通じるのは、「別々のパスワード」と「2段階認証」です。パスワードの見直しはパスワードの使い回しは危険?今すぐ見直したいアカウントと安全な管理方法、2段階認証は二段階認証とは?設定方法と認証アプリ・SMSの違い、注意点を解説にまとめています。更新や画面ロックなど、基本の設定をまとめてそろえたいときは、今日15分でできる7つの対策が使えます。
よくある質問
Q. ログイン中の端末に、自分のものしかないのに、友だちに変なメッセージが届いたそうです。
A. その時点では端末が外れていても、以前にログインされて、すでに外れた可能性があります。パスワードの変更とログイン許可の見直しを進めてください。メッセージが届いた日時を友だちに聞いておくと、LINEへの連絡で役に立ちます。
Q. 乗っ取られたLINEのアカウントは、削除したほうがいいですか?
A. 自分で削除する前に、LINEの問題報告フォームに状況を伝えるのが安全です。アプリやアカウントを削除すると、端末のLINEのデータが消えます(ITmedia NEWSの報道)。取り戻せる可能性があるうちは、削除をタップしません。
Q. 犯人を特定できますか?
A. 個人で特定するのは難しく、おすすめしません。被害に遭ったら、日時・相手のアカウント名・送られたメッセージを、スクリーンショットなどで残して、警察に相談します(ただし本人の個人情報が写らないよう気をつけます)。
Q. 友だちの側ができることはありますか?
A. お金やギフトカード、認証番号を頼まれたら、LINEの外で本人に確認します。怪しいアカウントは、LINEの「通報」機能で通報できます(LINE公式ブログ)。
乗っ取りは、気づいてからの順番が大切です。まず「ログインできるか」を確かめて、できるなら端末の確認とパスワードの変更、できないならLINEに連絡、と進めれば十分です。
次に読む記事
この記事でできるようになったことLINEが乗っ取られたかもしれないときの確認と、ログインできる場合・できない場合の対処が分かる
やってみるLINEの「設定」→「アカウント」で、ログイン中の端末とログイン許可を確認する
次に「偽のログイン画面に入力してしまったかもしれない」と思ったら
フィッシングサイトに入力してしまったら?偽のログイン画面にパスワード・認証番号を入力したという人にほかの疑問なら
- パスワードの使い回しは危険?今すぐ見直したいアカウントと安全な管理方法LINEのパスワードを変えたいという人に
- 二段階認証とは?設定方法と認証アプリ・SMSの違い、注意点を解説乗っ取られにくいログインにしたいという人に
- 怪しいSMSが届いたら?開く前の確かめ方と、押してしまった後認証番号を聞くメッセージが届いたという人に
何から見直せばいいか迷ったら、最初に確認する10項目に戻れます。
参考
- LINEみんなの使い方ガイド「LINEの乗っ取り被害を防ぐために!確認しておきたい3つのこと」(更新日:2025年11月18日。2026年11月7日に確認)
- LINEヘルプセンター「LINEやLINE関連サービスにログインしている端末を確認するには?」(2026年11月7日に確認)
- LINEみんなの使い方ガイド「パスワードの登録・変更方法」(更新日:2022年12月5日。2026年11月7日に確認)
- LINE公式ブログ「【注意】SMS認証番号を聞き出す詐欺にご注意ください」(2015年8月公開、2024年9月30日追記。2026年11月7日に確認)
- LINEヤフーセキュリティポータル「身に覚えのないログイン通知を受けた場合の対処法」(2025年4月9日公開。2026年11月7日に確認)
- ITmedia NEWS「『投票して』→アカウント乗っ取り LINEが注意喚起」(2026年6月22日。LINEの公式Xでの注意喚起は6月18日。2026年11月7日に確認)
- 広島県警察「LINEアカウント乗っ取りに注意!!」(2021年9月9日掲載。2026年11月7日に確認)
- 警察庁「サイバー事案の相談窓口」(2026年11月7日に確認)
- IPA「情報セキュリティ安心相談窓口」(最終更新日:2026年10月28日。2026年11月7日に確認)
