「クレジットカードの明細に、知らない請求がある…」
見つけた瞬間は、ドキッとしますよね。まず落ち着いて、順番に進めます。気づいたら、早く動くことが大事です。補償には、届け出の期限や、さかのぼれる日数があるカード会社があるからです。
今すぐやること(この順番で)
- □ 1. 明細の画面を保存して、自分の利用ではないか、数分で確かめる(店名・家族カード・日付)。確かめても分からなければ、先にカード会社に聞いてかまいません
- □ 2. カード会社に連絡する。公式アプリか、カードの裏面の番号から。メールやSMSのリンク、番号は使わない
- □ 3. 第三者の利用が疑われるときは、カードを止めて、作り直す
- □ 4. 補償の条件を、自分のカード会社の公式サイトで確かめる。条件や期限は、カード会社ごとに違う
連絡は、後回しにしません。確かめるのに時間をかけすぎないようにします。
2026年11月7日に、三井住友カード・JCB・楽天カードの公式ページなどで確かめました。会社によって手順や補償の条件が違うので、自分のカード会社の公式サイトで、最終確認をしてください。

1. 本当に不正か確かめる

自分の利用なのに、見た目が違って見えていることがあります。三井住友カードは、次の3つを先に確かめるよう案内しています。
- 店名: 利用したサービスの名前と、明細の店名が違うことがあります。運営している会社の名前で出る場合があるからです
- 家族カード: 家族が使っていないか、家族に聞きます
- 日付: 明細の日付が、実際に買った日と違うことがあります。ネットショッピングでは、発送日や予約日が出ることがあります
3つとも違う、または分からないなら、次に進みます。明細は、画面を保存しておきます(あとで連絡するときに使えます)。
2. カード会社に連絡する

自分の利用ではなさそうなら、カード会社に連絡します。三井住友カードの場合は、会員向けのサービス(Vpass)から、不正利用として申請できます。
連絡先は、カードの裏面の番号か、公式アプリ・公式サイトから探します。メールやSMSで届いたリンクや番号は使いません。偽の窓口に誘導される詐欺があるからです。連絡した日時と、話した内容は、メモしておきます。
三井住友カードは、補償できるかどうかを、申請から1週間程度で、SMSか電話で回答するとしています。カード会社から、警察への届け出を求められることもあります(楽天カードの解説)。
3. カードを止めて、作り直す
第三者がカード情報を使っている疑いがあるときは、被害を広げないために、カードを止めて、作り直します。三井住友カードの場合は、Vpassから停止・再発行の手続きができます。会員サイトやアプリから、自分で利用を止められるカード会社もあります(楽天カードの解説)。
注意点が1つあります。カードを止めると、そのカードは使えなくなります。公共料金やサブスクなど、定期の支払いに使っているなら、支払い先を変えなければなりません。
4. 補償の確かめ方

不正に使われた分を補償する制度は、カード会社ごとに用意されています。期限の決め方も、会社で違います。
- 三井住友カード: 会員規約で、特別なケースを除いて、不正利用を申告した日から60日前までの利用を補償するとしています
- JCB: 不正利用が載った明細の通知後、60日以内の届け出が条件です(カード番号が354・355で始まるJCBカード。それ以外は、カード裏面の発行会社へ)
- 楽天カード: 公式の解説は、補償の日数を示していません。期間はカード会社ごとに違うので、個別に問い合わせるとしています
同じ「60日」でも、数え始める日が違います。この記事では、ほかの会社の日数は書きません。自分のカード会社の規約で確かめます。確かめるのは、次の3つです。
- 期限: 何日以内に、どこへ届け出るか
- 条件: 補償を受けるには、カードの停止が必要なことがあります(三井住友カード)
- 対象外のケース: 家族や同居人による利用、暗証番号などの認証情報を使った利用は、補償されないことがあります(三井住友カード・JCB)
回答の前に引き落としがあった分も、補償の対象なら、あとで返金されるとされています。ただし、返金の時期や条件は会社ごとなので、公式サイトで確かめます。
やってはいけないこと

- 届いたメールやSMSのリンクを押す。「不正利用がありました」を装った偽の連絡のおそれもあります
- 放っておく。補償には、届け出の期限や、さかのぼれる日数があるカード会社があり、遅れると対象にならない利用が出るおそれがあります
- カード番号や暗証番号を、聞かれて教える。暗証番号は誰にも教えません(暗証番号を入れた利用は、補償されないことがあります)
カード番号を偽のサイトに入力してしまったときは、フィッシングサイトに入力してしまったら?最初にすること|パスワード・カード・認証コード別の順番で進めます。
警察や相談窓口に連絡するとき
詐欺の被害に遭ったときは、最寄りの警察署に被害届を出せます。技術的な相談は、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口や、IPAの情報セキュリティ安心相談窓口(03-5978-7509、平日10:00〜17:00)が受けています。消費生活全般の相談は、消費生活センターか、消費者ホットライン188です(警察庁の相談窓口ページ)。
これから防ぐ

カード会社のアプリに、使うたびに知らせる設定があることが多いです。三井住友カードでは、次のようなサービスが紹介されています。
- 利用通知: 利用のたびに通知が届く
- 明細の確認: アプリで定期的に見る
- 利用の制限: 海外やネットショッピングの利用を制限する
ほかのカード会社にも似た機能があります。自分のカードのアプリで探してみてください。基本の設定は、個人情報を守る7つの対策|今日15分、スマホでできる設定を手順つきでにまとめています。カード情報が漏れたと通知が来たときは、個人情報が漏れたと通知が来たら?本物か確かめる方法と、漏れた情報別の対処を見てください。
よくある質問
- 少額だけなら、放っておいても大丈夫ですか?
-
放っておかないのが安全です。少額でも、カード会社に連絡して、自分の利用かどうかを確かめます。期限があるカード会社では、遅れると補償の対象外になることがあります。
- 補償は必ず受けられますか?
-
必ずとは言えません。条件や対象外のケースがあります。自分のカード会社の規約で確かめます。
- もう引き落とされてしまったお金は戻りますか?
-
補償の対象なら、あとで返金されます。三井住友カードは、回答の前に引き落とされた分も、補償の対象なら後日返金されるとしています。返金の時期や条件は会社ごとなので、公式サイトで確かめます。
- 暗証番号を使われた利用も、補償されますか?
-
補償されないことがあります。三井住友カードの規約では、暗証番号が第三者に知られたのが本人の故意や過失によると認められた場合、暗証番号を入力した利用は対象外です。JCBも、暗証番号やパスワードなどが使われた場合は、補償の対象外になることがあるとしています。暗証番号は、誰にも教えません。
- カード会社の電話番号が分かりません。
-
カードの裏面か、公式アプリ・公式サイトで探します。検索や、届いたメールのリンクから探すより、カードの裏面が確実です。
まず、明細を保存して、自分の利用か数分で確かめる。そのあと、カードの裏面の番号か公式アプリから、すぐ連絡する。この順番で十分です。
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何から見直せばいいか迷ったら、最初に確認する10項目に戻れます。
参考
- 三井住友カード「クレジットカードに身に覚えのない請求があったら?不正利用の確認方法と対策」(公開日・更新日の記載なし。2026年11月7日に確認)
- 三井住友カード「カードの不正利用に対する保障制度について」(更新日の記載なし。2026年11月7日に確認)
- JCB「カード不正利用時の補償」(更新日の記載なし。2026年11月7日に確認)
- 楽天カード「みんなのマネ活」クレジットカードの不正利用の原因とは?の対策や補償内容を解説(楽天カード運営の解説記事。会員規約ではありません。更新日:2026年10月29日。2026年11月7日に確認)
- 警察庁「サイバー事案の相談窓口」(2026年11月7日に確認)
- IPA「情報セキュリティ安心相談窓口」(最終更新日:2026年10月28日。2026年11月7日に確認)
