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SNS型投資詐欺の見分け方|怪しい投資話の流れと、振り込んでしまったときの相談先

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SNS型投資詐欺の見分け方 怪しい合図と相談先|広告・DM、LINE、個人名義の口座

「SNSで見た投資の話、LINEのグループに誘われたけど、本当に大丈夫?」

不安になりますよね。この記事はSNSで勧められる投資の話を見分け、被害を防ぐための解説です。投資の方法や商品を勧める記事ではありません。いまの状況に近いほうを選んでください。

先に結論
  • お金を振り込んでしまったら、振込先の金融機関と警察に、すぐ連絡します
  • 相談先として、金融庁の「詐欺的な投資に関する相談ダイヤル」、消費者ホットライン188、警察相談専用電話#9110が案内されています
  • 怪しい合図はDMやLINEへの誘導、個人名義の口座への振込、「必ず」「確実」「あなただけ」という言葉、有名人の勧めなどです
  • 「被害を取り戻します」という連絡は、新たな被害につながるおそれがあります

2026年11月7日に、警察庁、金融庁、国民生活センター、LINE、全国銀行協会の公式ページで確かめました。電話番号や受付時間は変わることがあります。連絡する前に、各ページで確かめてください。

目次

A すでに振り込んでしまったとき

まず、次の順番を見てください。落ち着いて、1つずつ進めます。まだ振り込んでいない場合も、同じ相談先に連絡してかまいません。

振り込んでしまったときの4つの順番。1. やり取りを止める、2. 記録を残す、3. 振込先の金融機関と警察に連絡、4. 相談窓口を使う
やり取りを止める

追加の入金は止めます。出金のために手数料や税金を求められる手口が、警察庁と金融庁の資料で紹介されています。払う前に、次の相談先に連絡することが先です。

相手から届いたURLをむやみに開かないことも大切です(LINE)。

記録を残す

相談で見せられるように、画面や記録を消さずに残します。公的資料に手順の指定はありませんが、説明しやすくなります。

  • 相手とのやり取り(LINEなどのトークの画面)
  • 振込の控えと、振込先の口座名義・番号
  • 勧誘された広告や投稿、投資アプリや取引所の名前
  • 日付と金額のメモ

ブロックや退会をする前に、残しておきます。

振込先と警察に連絡

金融庁は、振り込んでしまったときは、警察と振込先の金融機関に連絡するよう案内しています。

連絡する先は自分の銀行ではなく、お金を振り込んだ口座がある銀行です。「振り込め詐欺等の被害を受け、そちらの口座に振り込んだ」と伝えます。電話番号は、全国銀行協会の振込先銀行の連絡先一覧で確かめられます。警察への被害の届け出も同時に行います(全国銀行協会)。警察には最寄りの警察署か110番で連絡します(金融庁)。

相談窓口を使う
  • 金融庁 金融サービス利用者相談室「詐欺的な投資に関する相談ダイヤル」: 0570-050588(IP電話からは03-6206-6066)。平日10:00〜17:00。ウェブサイトは24時間受け付けています
  • 消費者ホットライン「188」: 最寄りの消費生活センターにつながる3桁の番号です
  • 警察相談専用電話「#9110」: 原則、平日8:30〜17:15で、都道府県の警察本部によって違います。ダイヤル回線や一部のIP電話からは使えません。最寄りの警察署でも相談できます
  • 金融庁のウェブの窓口: SNS上の投資詐欺が疑われる広告等に関する情報受付窓口

「被害を取り戻します」「返金します」といった連絡が届いたら、応じる前に、消費生活センターや警察に相談します。被害回復をうたう二次被害にあう可能性があると、国民生活センターが注意しています。

金融庁はこのような勧誘を受けたら、情報を寄せて、最寄りの警察署にも相談するよう案内しています。

B これから見分けたいとき

1. SNS型投資詐欺とは

警察庁はSNSのダイレクトメッセージ(DM)で接触し、LINEなど別のSNSへ誘導する手口を紹介しています。「株や暗号資産に投資すれば利益が得られる」と信用させ、「投資金」や「手数料」の名目で振り込ませます。

説明用の架空の例です。

  • SNSで有名人の写真つきの投資の広告を見つけ、タップする
  • LINEのグループに招待され、「講師」が投資を教える
  • ほかの参加者が「儲かった」と書き込む
  • 言われた口座に振り込むと、アプリに「利益」が表示される
  • 出金しようとすると、手数料を求められる

2. よくある誘導の流れ

SNS型投資詐欺の7段階の流れ。1. SNSの広告をタップ、2. グループに招待される、3. サクラが儲かったと投稿、4. 振込を指示される、5. 偽の利益を表示して少額を返す、6. 出金の手数料を要求される、7. 連絡が途絶える

警察庁が紹介している7段階の流れです。途中で少額が戻ってきても、安心できる材料にはなりません。偽の利益を見せ、その一部を被害者の口座へ振り込む段階が、流れに含まれています。

3. 怪しい投資広告の見分け方

有名人の広告に注意する4点。有名人の写真や名前が無断で使われる、無料や必ずもうかると言う、LINEのグループに誘われる、本人の公式の発信で確かめる。説明用の模式図で、実際の広告ではない

この図は説明用の模式図で、実際に確認された広告ではありません。

  • 有名人の写真や名前: 偽の広告やアカウントは、公式アカウントやウェブサイトの写真を無断で使って、本人を名乗ることがあります(金融庁)。警察庁は「著名人による」「無料の」投資教室であることや、公式アカウントからの発信がないことを、気を付けるポイントに挙げています
  • 本人の公式の確認: 著名人の公式サイトや公式アカウントで、投資についての注意喚起が出ていないかを確かめます(国民生活センター)
  • 言葉: 「必ず」「確実」「あなただけ」と言われたら、疑います(警察庁)。金融庁は「必ず儲かります!元本も保証します!」のような勧誘文句を、詐欺的な商法の可能性が高いものとして挙げています
  • 振込先: 個人名義の口座を指定されたり、振込のたびに口座が変わったりしたら、詐欺を疑います(警察庁)。金融庁は、証券会社が個人名義の銀行口座を指定することはないとしています
  • 投資アプリや暗号資産: 検索しても、勧められたものが出てこなければ、注意します(警察庁)

業者が登録を受けているかは、金融庁の金融事業者検索で、名称や電話番号から調べられます。ただし、登録を受けた業者の名前を騙る無登録業者もあります。登録の有無だけで、安心はできません(金融庁)。

4. LINEなどで勧誘されたら

LINEは、交流が始まって間もないのに金銭の話が出たら、詐欺の可能性が高いとしています。知らない人から受け取ったURLは、むやみに開きません。

怪しい投資グループの特徴6つ。講師や先生が指南する、サクラが成功談を書く、勉強会や情報交換から始まる、個人名義の口座へ振り込ませる、投資アプリを入れさせる、急がせる言葉を使う

金融庁は、グループの中で「講師」「先生」「アシスタント」を名乗る人が投資を教え、サクラが成功談を書き込む事例を紹介しています。

利益が出ているように見える仕組みも、確かめておきます。金融庁が紹介している、証券口座を装うスマホアプリの事例は、次のような流れです。

  • アプリに、振り込んだ額と同額の残高が表示される
  • 利益が出ているように見せられ、最初は出金できる
  • まとまった金額を出そうとすると断られ、そのあとは出金できなくなる
画面の数字と出金は別。アプリに振込額と同じ残高が出る、利益が出ているように見える、最初は出金できる、大きな額は断られ出金できなくなる

画面に出ている数字は実際に引き出せるお金とは限りません。

LINEで怪しい相手に会ったとき(画面の名前は、LINE公式ガイド、2026年9月3日更新に合わせています)

  1. 返信せずに、通報します。トーク画面の右上の「≡」から「設定」、「通報」の順に進み、理由で「なりすまし」か「詐欺」を選んで「同意して送信」をタップします。通報は相手に伝わりません
  2. 知らない人からのメッセージを受け取らない設定にします。「ホーム」の歯車(設定)から「プライバシー管理」を開き、「メッセージ受信拒否」をオンにします
  3. 知らない人からの友だち追加を断ります。「ホーム」の歯車(設定)から「友だち」を開き、「友だちへの追加を許可」をオフにします

通報やブロックの前に、画面を残しておきます(A の「記録を残す」)。

お金は戻るのか

いちばん気になるところです。公的資料で分かることは、次のとおりです。

  • 金融庁は、SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺も、預金口座等への振込みによる被害は、振り込め詐欺救済法の対象になるとしています
  • 支払われる可能性があるのは、振込先の口座に残っているお金です。犯人が口座からお金を引き出してしまうと、支払は受けられません(金融庁)
  • 支払を受けられるまでには、少なくとも半年以上かかるのが一般的です(金融庁)
  • 申請の期間は、支払手続が始まった旨の公告の翌日から、30日以上です。残高が1,000円未満の口座は、支払がありません。総額が残高を超えるときは、残高を各人の被害額で分けた額が支払われます(金融庁)
  • 手続の進み具合は振込先の金融機関に問い合わせます(金融庁)
  • 振込以外の方法で送ったときの扱いは、金融庁のこのページに書かれていません。まず警察に相談します
  • いったん振り込むと、被害回復には困難が伴います。相手の説明に疑問を感じたら、すぐ最寄りの消費生活センターや警察に相談します(国民生活センター)

つまり、お金が必ず戻るとは言えません。申請しても、全額が支払われるとは限りません。

連絡先の役割。金融庁は相談と登録の確認、警察は被害の届け出と相談、消費生活センターは188で相談、振込先の金融機関は振り込んだ口座がある銀行

家族を守るために

家族が怪しい投資の話に関わっているかもしれないときは、責めずに、事実を確かめます。

家族に確かめる4つ。誰から勧められたか、どこへ振り込むか、いくらか、どのアプリやサイトか
  • 誰から勧められたか(SNSの広告、DM、LINEのグループなど)
  • 振込先は個人名義の口座か、振込のたびに変わっていないか
  • 出金できたか、手数料などを求められていないか
  • 投資アプリや取引所の名前は、検索して出てくるか

警察庁が挙げている「気を付けるポイント」に当てはまるかを、一緒に見ます。国民生活センターの事例には、家族に相談したことで詐欺だと指摘された人がいます。1人で抱えず、188や警察にも一緒に相談してください。すでに振り込んでいたら、Aの順番が目安です。

よくある質問

SNSで見た有名人の広告でした。本物ではないですか?

本物とは限りません。偽の広告は公式の写真を無断で使うことがあります。本人の公式サイトや公式アカウントで、注意喚起が出ていないかを確かめます。

少額なら出金できました。安心してよいですか?

安心はできません。警察庁が紹介する流れには、偽の利益を見せて、その一部を被害者の口座へ振り込む段階があります。大きな額を出そうとすると、手数料を求められる例が紹介されています。

金融庁に登録された業者の名前でした。大丈夫ですか?

登録の有無だけでは判断できません。登録を受けた業者の名前を騙る無登録業者もあるとされています。名称や電話番号で金融事業者検索を使い、連絡先が本物と同じかも確かめます。

出金のために税金や手数料が必要と言われました。このお金を払ってもよいですか?

払う前に、相談先へ連絡してください。警察庁は、事前の説明のない高額な手数料を追加で求めることは一般的にないとしています。国民生活センターの事例にも、税金などの名目で入金を求められた例があります。

「被害を取り戻します」という人から連絡が来ました。

応じる前に、消費生活センターや警察に相談します。被害回復をうたう二次被害にあう可能性があると、国民生活センターが注意しています。

まず確認したい8つのポイント

怪しい投資話の確認リスト。DMで投資話、LINEに移動する、個人名義の口座、必ずや確実と言う、有名人の勧め、アプリが出てこない、振込先が毎回変わる、出金に手数料
  • □ DMで投資の話を持ちかけられた
  • □ 連絡先がLINEなどに変わった
  • □ 個人名義の口座を指定された
  • □ 「必ず」「確実」「あなただけ」と言われた
  • □ 有名人が勧めているが、本人の公式の発信がない
  • □ 勧められた投資アプリや暗号資産が、検索しても出てこない
  • □ 振込先の口座が振込のたびに変わる
  • □ 出金のために、手数料や税金を求められた

1つでも当てはまったら、振り込む前に止まって、相談先に連絡します。このリストはすべての手口を網羅していません。当てはまらなくても不安があれば、相談先に連絡します。

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この記事でできるようになったことSNSで勧められる投資の話を見分ける合図と、振り込んでしまったときの順番・相談先が分かる

やってみる勧められた投資の業者名を、金融庁の金融事業者検索で調べる

次に「怪しいSMSやメールのリンクを押してしまったかもしれない」と思ったら

怪しいSMSが届いたら?開く前の確かめ方と、押してしまった後|宅配・銀行・カードリンクを押してしまったという人に

ほかの疑問なら

何から見直せばいいか迷ったら、最初に確認する10項目に戻れます。

参考

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